ストリニッチもミラン行き宣言

・ストリニッチ

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「今シーズンはすでに終わった。僕はもうサンプドリアの選手ではなく、ミランと3年契約を結んだ。ワールドカップ後に発表されるだろう。」

ミランは僕がナポリにいる時から欲しがってくれていたけど、ナポリはそれを許さなかった。そして僕はサンプドリアでプレー機会を与えてもらった。すべてが完璧だった。ベストを尽くせたと思う。ただ、ミランと交渉を始めたあたりからプレーはできなくなった。残り半年で契約が切れる選手に対して、クラブにはふたつ選択肢がある。ひとつは選手を最大限活用すること、もうひとつはプレーをさせないようにすること。僕はシーズン後半は3試合しかプレーできなかった。それでもミランは気にせず欲しがってくれた。このクラブの歴史の一部になるのは素晴らしいことだね。」

「カリニッチと再びチームメイトになれてとても嬉しいよ。ドニプロで一緒にプレーした時はうまくやれていたね。ミランでも同じことができると思うよ。」

ミランは変革のシーズンで簡単ではなかったけど、来シーズンはきっとうまくやれる自信があるよ。」

 

レイナに続いてストリニッチも加入を明言しました。ファッソーネの言っていた2〜3人の選手とは、こうしたフリー移籍の選手のことなのでしょうか。レイナと同じように控え選手という扱いにはなると思いますが、アントネッリの去就が分からない状況で良い補強だと思います。

複数のフリー移籍は数年前を思い出してしまいますね。フリーでこうした選手を獲得できるのは素晴らしいことですが、しっかりとチームの中心となれるような選手も獲得しなければいけません。特に中盤にひとりは欲しいですね。なにもかもUEFAからの処分待ちなので、とにかく事態が好転すること、それだけを祈っています。

レイナ、ミラン行き宣言

・ぺぺ・レイナ

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「世界で最も成功しているクラブで引退の準備をすることが、私にとって満足感のあることだと考えています。私はミランがヨーロッパの舞台で成功することに貢献したいと思っています。ヨーロッパ・リーグに出られないかもしれないことについては、全く心配していません。私はとても落ち着いています。彼らはこのような状況に対処する術を知っています。」

「ドンナルンマは今後15年間イタリア代表のゴールキーパーを務めると思います。彼には特別なキャリアを期待しています。私は彼のことを尊敬していますし、彼から何かを学ぼうと思います。彼と一緒にいると、私も若返った気分になれますね…。」

 

・ファッソーネ

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「たとえUEFAの大会から除外される最悪なシナリオだとしても、財政的にはそれほど重要なことではありません。今年の夏は10人と契約を結ぶようなことはありませんが、2〜3人の選手は獲得します。このことはUEFAの決定に影響されません。」

 

シーズン中から言われていましたが、レイナがミラン行きを宣言したようです。ドンナルンマの去就に関わらず、とても良い補強になりそうですね。選手としても、人間としてもチームを支えてくれそうです。ただ、ミランはまだUEFAからの処分待ち状態。この話は本当に成立するのでしょうか?そしてファッソーネが言っていることがほとんど理解できないのですが…。

シーズンを振り返る時間すら与えてくれない

ミランUEFAからSA申請を却下された。処分内容は6月に通達される。

 

昨夏から懸念していた、恐れていた事態になりました。個人的に今季はかなりショックな一年だったと述べましたが、それは昨夏から始まった大々的なプロジェクトがモンテッラ解任の時点でほぼ失敗となったからです。もともとこのプロジェクトは綱渡り的な部分があり、長期的視点にたったものではなく短期的なもので、一年の失敗が直接プロジェクトの失敗に繋がるものでした。そして、見事に最初の一年で失敗に終わりました。

もちろんヨンホン・リー会長の不透明性、ファッソーネの楽観的な見通しなどが直接的な原因(たとえCL圏内に入れていたとしてもUEFAの却下理由的にどうなったかわからない)です。そして前ベルルスコーニ体制にも原因はあります。今後ミランが経営陣含めどうなっていくかわかりません。とにかく、この短期プロジェクトはズタボロに失敗に終わったのです。ミラン復権を信じてきた一年でしたが、またお先真っ暗という感じでしょうか。

何人かの選手の獲得の噂がありましたが、これらもすべてストップとなります。6月中頃まで身動きが取れそうにないです。大幅に出遅れることになりそうですね。

 

シーズンが終わって、冷静に振り返り、書きたいこともたくさんあったのですが…。

 

そろそろ本格的に「我々はビッグクラブだ」という驕りを捨てなければならない時期が来たのかもしれません。

 

事態が好転することだけを祈っております。

UEFA、SA申請却下

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UEFAミランからのSA申請を却下、6月に処分内容を伝えることを公式に発表しました。

 

CFCBの調査委員は、ミランが提出したすべての文書と説明を注意深く検討した結果、2018年10月までに返済しなければならない社債と借り換えに関して不確実性が残っていることを理由としています。

 

処分の内容について考えられるのは、補強禁止、多額の罰金、ヨーロッパリーグ出場権剥奪、等になります。

ミラン、夏のメルカート展望

「我々はチャンピオンズリーグでプレーしなければならない。我々はそこにいなければならない。」

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ファッソーネがシーズン終了後にこう発言していました。ということは来季の目標は4位以内ということになります。当たり前のことかもしれませんが、夏のメルカート前に絶対にハッキリされておかなければいけないことです。シーズンも終わり、メルカートも本格的にはじまる前のこの時期は「とりあえず適当に選手の名前だしとけ!」的な噂もたくさん出てくるので、まずはファッソーネとミラベッリの発言に注目したいと思います。

 

・ファッソーネ

「昨年、私たちは再建が必要だと思いました。今年は昨年を基盤にして、より少ない2〜3人の選手がチームを改善し、ベンチを強化することになると思います。メルカートFFPの制限によって、慎重に進めることになります。我々は3つのポイントに改善の余地があるとみています。」

「ドンナルンマと家族と代理人の間にはオープンな会話があり、彼が残ることを願っています。彼はミランだけでなく、代表チームの未来です。しかし重要なオファーがあった場合、選手の意思が重要になります。何もなければ彼はミランの中心選手のままです。レイナ?それを選ぶのはコーチの仕事です。」

「スソとはバイアウト条項を含んだ契約をしています。移籍はミランの意思とは無関係に進む可能性がありますが、今のところオファーは受けていません。」

「昨日のイレブンはリーグ史上最年少だったので、チームがある特徴を持っていることがわかります。経験不足という点では、昨季はボヌッチのみがこの点を補いました。」

・ミラベッリ

「ドンナルンマは私たちにとって重要な選手です。それに1年前に契約を更新しました。私たちは長い間それを保ちたいと思っています。ただ、彼が移籍を望み、私たちのニーズに合ったオファーを持ったクラブがあるなら、止めることはできません。」

ミッドフィルダー、ウィンガー、偉大なストライカー…。チームの質を高める必要があります。昨季は若い選手に焦点を当てました。私たちは良い基盤を作ったと思います。もう賭けをすることはできません。確信が必要です(昨季チャルハノールは数ヶ月プレーしておらず、コンティは今季ほぼ怪我で欠場)。メルカートは8月17日で終わるので、ガットゥーゾに早く新たな選手を与えられるようにしなければいけません。」

「クトローネは確実に残ります。システムについては4-3-3からスタートして、その後いくつか変化があるかもしれません。バッカが復帰すると2人のストライカーを変更して大きなストライカーを獲得する予定です。」

「私たちはケシエとボナベントゥーラのほかに、選手を獲得しなければいけません。」

センターバックは手を加える必要がありません。ボヌッチロマニョーリが欠場した時でも、サパタやムサッキオがうまくプレーしていました。選手から特別な要請がない限り、何の動きもしません。」

 

現時点でのこの二人の発言を100%信じることはできませんが、ある程度のことはわかってきました。

・獲得する主な選手は2〜3人

・中盤(インサイドハーフ?)、ウィング(スソやチャルハノールと同等?)、ストライカー(偉大な選手?)

・それぞれ20代中盤くらいの経験豊富な選手である可能性が高い

・ドンナルンマやスソの放出は本人次第

・ディフェンス陣の強化は優先順位が低い

 

とりあえず、こんなもんですかね。具体的な選手名もちょこちょこ出てきているので、また次あたりでまとめます。昨季のメルカートはかなり熱狂しましたが、今年はある程度落ち着いていられそうです。

あーー、今年のメルカートもとうとう始まったかー。楽しいような、しんどいような…。

セリエA第38節 ミラン - フィオレンティーナ

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ガットゥーゾ

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「このチームに感謝しなければならない。非常に難しい瞬間はあったが、私をこのチームに連れてきてくれた人達に感謝したい。」

「我々には経験が足りない。それは30歳以上である必要はないが、そこは補強しなければならない。」

「私は4〜5年前からこの仕事を始めた。道のりはまだまだ長く、学ぶこともたくさんあるが、私には情熱がある。そこには運も必要になってくる。」

「来季は今季の良い熱意からはじめよう。私たちは基盤から再びはじめる。スタッフは私を助けてくれ、選手は私の提案を受け入れてくれた。ここまで来れたのは90%選手たちのおかげだ。誰かが諦めて何か言い訳をしていたら、私たちはここまで来れなかった。」

プリマヴェーラでの経験が役に立った。我々は最初の2試合で8失点という困難なスタートだった。私のシーズン評価が7?6.5でも満足だ。学校でもそんなに成績は良くなかったからね。」

「ケシエは私が間違ってなければ、52試合に出場した。疲れるのが普通だ。私たちには選択肢が少なく、チームを助けてくれる中盤の選手と、チャルハノールとスソのような特徴を持つ選手が必要だ。経験は必要だが30歳以上である必要はなく、200試合でプレーした24〜25歳の選手が必要だ。」

「クトローネとはお互い何を考えているか、何を求めているかが理解し合える。彼は改善の余地があるが最後の2ヶ月は良いプレーをしていたね。そして私はカリニッチのパフォーマンスについても強調しておきたい。彼は最後の2試合で本当の選手になった。」

「私はチャルハノールのことがますます好きになった。彼は典型的な10番ではない。私は彼に何を教えることができたかわからないが、彼のプレーには興奮したね。彼は当初心身ともに問題を抱えていた。その眠っていた才能を引き出してあげたんだ。まだ改善の余地があるし、私は彼が自分のことをブラッドピッドだと思っていないことを願っている。」

ミランのシャツを着る意味を理解しなければならない。ミランレアル・マドリードと並んで世界でも驚異的な魅力を持っていることを忘れてはならない。私は若い選手には常に伝えている。ミランと対戦するチームは、我々のことを羨ましく思うはずだ。」

 

・トッラージ

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「両親のおかげで小さな夢が叶った。ガットゥーゾには感謝しなければいけないね。ミランのユニフォームを着るのは名誉なことだ。家族の存在無しでは僕はここにいない。常にサポートしてくれたよ。」

プリマヴェーラプレーオフ圏外で終了して、多くのチームメイトが悔しがっている。昨季にデビューしたクトローネのようにうまくやりたいね。ガットゥーゾは常に勝利に飢えているね。」

 

個人的には大変ショックの大きいシーズンでした。途中からブログの更新は途絶えましたが、また少しずつ書いていきたいと思います。本格的に今季を振り返るのは、相当な時間とメンタルをやられるのでまた今度…。

とりあえず、皆さまお疲れ様でした。メルカートやW杯等もありますが、ひとまず心を休めましょうね。

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試合後インタビュー

ガットゥーゾ

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「2ヶ月半ぶりにアーセナルに負けたチームが精神的にどういう反応を示すか不安だったが、心配はいらなかったね。ジェノアはとても良いチームだったが、恐れずボールを回し続けることができた。とても難しい試合だったが、俺たちは質と精神で上回った。」

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「散歩をするためにロンドンに行くわけではない。ミランの輝かしいユニフォームに誇りを持ってプレーするために行く。先日のアーセナル戦について様々な分析があるらしいが、単純に俺たちは間違いを犯した。前半はあまりにも多くのスペースを与えてしまい、アーセナルのような相手にそれは致命傷だった。ただ、これらのことを選手たちは理解している。ただ前に進むのみだ。」

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「リーグテーブルを見ると、勝ち点差を埋めることができた。リーグ戦は残り11試合で、ホームゲームが7試合も残っている。これは大きなアドバンテージになる。何人かの選手のコンディションを戻すことが重要で、その意味でもアンドレ・シウヴァがセリエA初ゴールを挙げたのは嬉しい。彼は若く、イタリアに慣れなければいけない。このまま続けて、自分自身を信じて、時間をかけて成長していかなければいけない。」

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「カリニッチはゴールこそ逃しているが、素晴らしいテクニックを持った強い選手だ。ただボールを持ったときのプレーは改善する必要がある。彼は簡単にボールを離してしまうところがあるからね。ストライカーはどうしてもゴールを決めないと色々言われてしまうし、それ以外のプレーはあまり気にしてもらえない。カリニッチのプレーにチームは助けられているし、感謝している。」

ボリーニはどこでもプレーできる。彼ならゴールキーパーだってできるんじゃないか?」

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「俺は4-4-2を試してみたかったし、良いタイミングで試すことができた。俺たちにとって初めてのことではないし、チームがすべての試合で勝ちにいくためにはより多くのオプションを用意してアタッカーを活用しなければいけない。」

「監督と選手ではまったく仕事が異なる。この仕事にリスペクトを持って続けていきたいね。」

 

アンドレ・シウヴァ

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「決勝点を挙げることができて本当に嬉しい。チームにとって良いゴールを決めることができて満足しているよ。」

「監督は僕に信頼していると言ってくれた。僕は監督の言うことに耳を傾けて、やるべきことをやらないといけないね。僕はゴールを決めなければいけなかったし、それがようやく達成できて嬉しいよ。」

 

・ビリア

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アーセナルとの1stレグは負けてしまったけど、多くのチームがポイントを失っていたところで勝ててよかったね。今僕たちは順位表を見ていないよ。僕はボヌッチロマニョーリと正しい距離感を保ち、ケシエとボナベントゥーラにスペースを与えることを考えてプレーしていたよ。アンドレ・シウヴァは練習も必死に取り組んでいるし、ゴールが決まって嬉しいね。カリニッチもすぐに決まるよ。」