ミラン、夏のメルカート展望
「我々はチャンピオンズリーグでプレーしなければならない。我々はそこにいなければならない。」
ファッソーネがシーズン終了後にこう発言していました。ということは来季の目標は4位以内ということになります。当たり前のことかもしれませんが、夏のメルカート前に絶対にハッキリされておかなければいけないことです。シーズンも終わり、メルカートも本格的にはじまる前のこの時期は「とりあえず適当に選手の名前だしとけ!」的な噂もたくさん出てくるので、まずはファッソーネとミラベッリの発言に注目したいと思います。
・ファッソーネ
「昨年、私たちは再建が必要だと思いました。今年は昨年を基盤にして、より少ない2〜3人の選手がチームを改善し、ベンチを強化することになると思います。メルカートはFFPの制限によって、慎重に進めることになります。我々は3つのポイントに改善の余地があるとみています。」
「ドンナルンマと家族と代理人の間にはオープンな会話があり、彼が残ることを願っています。彼はミランだけでなく、代表チームの未来です。しかし重要なオファーがあった場合、選手の意思が重要になります。何もなければ彼はミランの中心選手のままです。レイナ?それを選ぶのはコーチの仕事です。」
「スソとはバイアウト条項を含んだ契約をしています。移籍はミランの意思とは無関係に進む可能性がありますが、今のところオファーは受けていません。」
「昨日のイレブンはリーグ史上最年少だったので、チームがある特徴を持っていることがわかります。経験不足という点では、昨季はボヌッチのみがこの点を補いました。」
・ミラベッリ
「ドンナルンマは私たちにとって重要な選手です。それに1年前に契約を更新しました。私たちは長い間それを保ちたいと思っています。ただ、彼が移籍を望み、私たちのニーズに合ったオファーを持ったクラブがあるなら、止めることはできません。」
「ミッドフィルダー、ウィンガー、偉大なストライカー…。チームの質を高める必要があります。昨季は若い選手に焦点を当てました。私たちは良い基盤を作ったと思います。もう賭けをすることはできません。確信が必要です(昨季チャルハノールは数ヶ月プレーしておらず、コンティは今季ほぼ怪我で欠場)。メルカートは8月17日で終わるので、ガットゥーゾに早く新たな選手を与えられるようにしなければいけません。」
「クトローネは確実に残ります。システムについては4-3-3からスタートして、その後いくつか変化があるかもしれません。バッカが復帰すると2人のストライカーを変更して大きなストライカーを獲得する予定です。」
「私たちはケシエとボナベントゥーラのほかに、選手を獲得しなければいけません。」
「センターバックは手を加える必要がありません。ボヌッチやロマニョーリが欠場した時でも、サパタやムサッキオがうまくプレーしていました。選手から特別な要請がない限り、何の動きもしません。」
現時点でのこの二人の発言を100%信じることはできませんが、ある程度のことはわかってきました。
・獲得する主な選手は2〜3人
・中盤(インサイドハーフ?)、ウィング(スソやチャルハノールと同等?)、ストライカー(偉大な選手?)
・それぞれ20代中盤くらいの経験豊富な選手である可能性が高い
・ドンナルンマやスソの放出は本人次第
・ディフェンス陣の強化は優先順位が低い
とりあえず、こんなもんですかね。具体的な選手名もちょこちょこ出てきているので、また次あたりでまとめます。昨季のメルカートはかなり熱狂しましたが、今年はある程度落ち着いていられそうです。
あーー、今年のメルカートもとうとう始まったかー。楽しいような、しんどいような…。