ヨーロッパリーグ第3節 ベティス戦

・試合前

・前半

ベティス先制

・後半

・2失点目

 

・クトローネのゴール

・カスティジェホ退場

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ベティス戦に向けて

ベティス戦招集メンバー。アバーテやムサッキオ、チャルハノールらが外されています。

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ベティス戦へ

さて、今日はヨーロッパリーグベティスと対戦します。ベティスといえば、キケ・セティエン監督によって植えつけられたポジショナルプレーを採用しているチームです。同じようにポジショナルプレーを採用して、ハーフスペースの攻略を試みるサッスオーロとの対戦を振り返ってみると、ミランは前半開始からエゲツないほどビリア両脇のハーフスペースを使われて、ズタボロにされていました。しかしかなり前がかりになって攻めてくるサッスオーロの弱点を、偶然ながらうまく突いてゴールを決めた後は、後半から自陣に引きこもってからのカウンターで大勝しました。ベティスサッスオーロ以上に個の質は高いので、なにか対策を持って試合に望まないといけないと思います。ビリアの両脇、いつも以上にかなり注目ポイントです。

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とは言いつつも、今季ベティスは支配率は60%を簡単にこえてくるのに点が入らない傾向にあります。戦い方を間違えなければ、勝てる相手でもあります。なにやら後任監督がどうたらの話も出始めていますが、ここでしっかりと勝利して、もう一度流れを取り戻してほしいです。

 

今日は絶対に勝とう。

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セリエA第9節 インテル対ミラン

試合のマッチレポはこちらで書いています。

 

ガットゥーゾについて

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感情的に言えば、正直ガッカリでした。なぜあのビルドアップに拘るのだろうか、という話は以前したと思います。他にも所々はてなマークがつくような采配などもありますが、それでも僕がガットゥーゾを信用していたのは勝者のチームとしてのまとまりをもたらしてくれるであろうところと、ミランの一員として絶対に譲れない精神的なものをガットゥーゾはまさしく体現してるような人間だったからです。この試合の采配はあまり良くないものでしたが、せめて勝ちに行く姿勢を見せて欲しかった。他の試合ならまた別なのですが、ミラノダービーは引き分けで終わらそうとしてはいけない試合だと思っています。これは感情的な話になってしまうのですが、ミランのファン心理として、そう思うんです。しかも結果として負けになってしまっては…。クトローネのサイド起用、バカヨコ投入、アバーテ投入はピッチで戦う選手たちにどういうメッセージとして届いたんでしょうか。「勝ちにいけ、ゴールを決めろ!」ではないような気がします。ただただ勝ちにいって欲しかった。それに尽きます。

もちろん、この試合によってガットゥーゾ解任などと騒ぐつもりもないですし、これからもミランを率いてより高いレベルへ連れて行って欲しいし、全力で応援します。ただ、根底にあった信頼が揺らいでしまったのも事実です。まだシーズンは長いので、ミランを少しでも以前の姿に戻してくれるように祈り、応援していきたいと思います。

イグアインについて

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イグアインは加入後しっかりと結果を残しています。ボヌッチのせいで、ユベントスから来た選手をなかなか信用できなかった僕も、ミランに来てくれてありがとうといった感じです。ただ、たまに見せる気の抜いたプレーが引っかかります。エースストライカーとしてボールを要求して、ボールが来なければ味方に対しても吠える姿勢は良いと思います。ただ、中盤に降りてボールを要求して、ボールが来なかったときに動きを止めることで、イグアインを経由しないでボールは進んでいるのに、フォワードがいて欲しい場所にいないというのがたまに見られます。厳しい見方かもしれませんが、どうしても気になります。加入してからの貢献度は素晴らしく、そこについては文句はないのですが。そういった姿勢からチームを引っ張っていってほしいです。

 

これらは個人的に、感情的に思ったことなので悪しからず。未消化試合に勝てば、順位上はまだまだ上を目指せる順位にはなるので頑張ってほしいですが、ミラノダービーでの敗戦、とても悔しいです。

ミラン、パケタ獲得か

ミランはブラジルのフラメンゴでプレーするルーカス・パケタ獲得を決めたとの報道がありました。

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移籍金は4年分割の3500万ユーロ+ボーナス1000万ユーロとされています。

突然の報道だったので驚きました。前回も記事で書いたようにこの時期には適当な話ばかり出てくるので、基本は無視でいいというスタンスでいたら、まさかの本気のやつでした。レオナルドの復帰後初のブラジルコネクションとなりそうです。移籍金もバイアウト5000万ユーロから値下げして、かつ分割払いというのは、ミランにとってはそこそこ良いのではないでしょうか。

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おそらく一度も観たことがなかったので、プレー集動画を見たあと、フラメンゴの試合をはじめてフルで軽く観てみました。4-1-4-1の左メッザーラとしてプレーしており、もちろんテクニックはあって創造性もありそうなのでなんとなく可能性は感じますが、現時点では攻撃面はベルトラッチを多少良くした程度の印象しか残らなかったです。それよりも意外と空中戦に強そうで、守備意識が高く、しっかりとプレスバックする選手というほうが印象が良かったです。もちろんこれだけヨーロッパから注目されており、レオナルドのお墨付きともなれば、こんなものではないんだろうなとは思うのですが。いくら分割といっても移籍金3500万+ボーナスはミランにとってはかなりの金額なので、少しだけ不安です。この感覚、アンドレ・シウバの時と似ているので、パケタには絶対に活躍して欲しいですね。レオナルドがミランに連れてきたブラジル人というだけで期待してしまいますしね。

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今回書いた内容はあくまで第一印象程度なので、今後数試合に渡ってパケタのプレーをしっかり見て、ちゃんと評価をしたいと思います。はやく素晴らしいプレーを見てみたいですね。

 

というか、まだ正式に決まったわけではないんですけどね。笑

 

 

追記:パケタのスカウト記事を書きました。

 

ミラン、公式戦3連勝で代表ウィークへ

サッスオーロに見事に勝利したミランはそこからオリンピアコスキエーヴォ相手に勝利して公式戦3連勝。少しずついい流れになってきたかな、という印象です。

オリンピアコス戦、キエーヴォ

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オリンピアコス戦は前半こそ最悪でしたが、後半の4-4-2がうまいことハマりましたね。4-4-2はいつもの負けてる時のオプションなので、戦術的な噛み合わせ等によるシステム変更ではないと思いますが、クトローネとイグアインの2トップは相性が良さそうなので、もっとみたいですね。

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キエーヴォ戦は、ちょっとキエーヴォが酷すぎましたが、見事に勝利。ここまでのイグアインは期待通りの活躍を見せてくれているので、ある程度満足です。後半に4-4-2をより成熟させていくためにクトローネを投入しましたが、不安なのでできれば怪我を完治させてほしいです。今週はチャンピオンズリーグもあり、各国リーグでも素晴らしい試合が多かったので疲れましたが、キエーヴォ戦を見返して書きたいことが見つかったらもう一度記事にしてみたいと思います。まあ毎試合失点もしていますし不安、不満はありますが、この連勝は単純に気分がいいですね。笑

イブラヒモビッチの噂

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この時期に出てくる移籍の噂は大抵適当なことばかり書かれるのですが、イブラヒモビッチ復帰の噂が流れていましたね。確かにイグアイン、クトローネ、イブラヒモビッチって陣容はとてもワクワクはしますが、どうなんでしょうね。これから4-4-2へと移行するとしたら2トップにしては枚数が足りないのは事実ですが…。アメリカで元気にプレーしているみたいですが、全盛期と比べてどの程度プレーできるんでしょうかね。その勝者のメンタリティに関しては、今のミランにはめちゃめちゃ必要ではあると思います。何度も言うようにこの時期の噂なので、そんなに真剣に考えることでもないのかもしれませんが。

 

それと、もうお読みになった方もいらっしゃると思いますが、ミランの買収騒動に関してとても興味深い記事が出ていたのでぜひ。

 

個人的にマンチーニがとてもとてもとっても好きではないので、代表ウィークの楽しみが若干薄れてきています。暇になるので今季ここまでで面白かった試合等あったらぜひ教えてください。

セリエA第6節 エンポリ対ミラン

イグアインが怪我で招集外なのでトップにボリーニが入り、左サイドバックラクサール。あとはいつものメンバー。戦術的にどうこうっていう試合ではなかったので、こっちのブログでぼやきます。

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・ビルドアップ

ガットゥーゾは今季のミランに『ビルドアップしていくこと』や『スペースを与えないこと』などを重点的に求めているけど、ピッチ上を見ていると、どうもチーム設計的に矛盾がある気がする。

まずいちばんに言いたいのは、チームとして設計されていない、後方からの繋ぐビルドアップに拘るのはやめたほうがいいと思う。今季ここまでの数試合で、なんとなくうまくいったように見えたのはローマ戦の前半だけ。それもローマが4-2-3-1にシステム変更した後半からはダメダメだった。もはや世界中に弱点がバレているし、チームとしてプラス面よりもマイナス面のほうがはるかに多く出てしまっている。それでも拘るのであれば、まずキーパーはレイナにしたほうがいい。ドンナルンマは素晴らしい選手だけど、今のチームでは最低限プレスを回避するためにサイドバックへボールを出せる技術はほしい。でも、キーパーを変えたところでそこまで大幅な変化は期待できない。後方から繋ごうとして、途中でボールをロストして、中盤から前線の選手が走って戻ってくる。無駄なスプリントが多い気がする。ビルドアップを、一度考え直したほうがいい気がする。

・中盤の守備

ちょっと面白いシーンがあった。ドンナルンマがゴールキックを蹴っ飛ばして、そのままエンポリスローインになる。そのスローインからのエンポリの攻撃に対して中盤でボールを奪い取り、ボナベントゥーラとケシエの決定機へと持っていく。さらにそこで得たコーナーキックで再びボナベントゥーラもケシエが決定機をつくる。最終ラインから繋ごうとして、幾度となく失敗しているチームが、アバウトに蹴って相手にボールを渡して、それを中盤で奪い取って決定機を何回もつくる。ミランのいちばんの強み(と僕は思ってる)である中盤の運動量を、献身性を最大限に活かすのであれば、今のチーム設計は正しいのかな、と思ったりする。

 

 

それでも僕はガットゥーゾを信じています。解任論とかうるさいうるさいって感じで、まだまだやれると思ってます。色々ぐちぐちと言ったけど、エンポリ戦もそこまで悪いところもなかったし、ロマニョーリのミス(あれも繋ぐ意識からああなったのなら問題ではあるけど)が無ければ、もう少しチャンスで決めていれば、危なげなく勝てた試合でもあったので。アタッキングサードの崩しはわりと良いので、そこまでどう持っていくか、という点でいくつか考え直したほうがいいのかなっていう点をぼやいたまでです。あとはメンタル面の向上ですかね。

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まあでも、そろそろリーグ戦での勝利が見たいですなあ。頑張れ、ガットゥーゾ 。頑張れ、ミラン

 

追記:ただ、同じ日にサッスオーロはガッツリとターンオーバーしてSPALに快勝してますし、ミランはスタメンほぼ固定なので、次節はコンディション面も不安です。

ミランのユース育成について

先日、ミランプリマヴェーラは、ローマ・プリマヴェーラに1-7というショッキングなスコアで負けました。

前経営体制はどんな意図があったのか、プリマヴェーラにレンタル移籍等で選手を入れて戦力アップを図ったのですが、そこまで特筆して結果を残したわけではありませんでした。まあ、それ自体はプリマヴェーラは結果が最優先ではないのでいいのですが。

今夏新経営陣となり、プリマヴェーラの選手たちは大量放出されました。個人的に謎なのは、トップチームで試されることなく買い取りオプション付きで放出されたチアゴ・ディアス。前経営陣が獲得した若手の中で最もトップチーム昇格が期待されていた選手なだけに、少し残念です。

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またファッソーネとミラベッリのいちばんの失態とも思える育成トップのフィリッポ・ガッリやビアンケッシの解雇。ガッリは今でもユースの試合を観戦しに来てるため、どうなっているのかよくわかりませんが、今のトップチームで活躍する生え抜きたちを見れば、これまでのガッリの功績は明らか。カリアリからベレッタを引き抜き、彼が育成組織のトップにいることは確かなのですが、果たしてガッリを首にすることにどんな意図があったのか。ビアンケッシはミランのチーフスカウトとして、ドンナルンマやロカテッリを見つけてきた人物。前経営陣とガッリのユース育成モデルが対立したのは容易に想像できますが、果たして彼らが去ったあとのミランのユース育成プログラムはどうなるのか。

 

あまり育成年代について色々と騒ぎ立てることはしませんが、新経営陣はどのようなプランがあるのでしょうか。これから少し様子を見ていきたいと思います。いくらプリマヴェーラといえども、方針があやふやで試合でも負け続けているのは多少心配。これからもトップチームにひとりでも優秀な選手を送り込める組織であってほしいと願うばかりです。