テンションの上がらない報道ばかり…
ミランはベロッティ獲得を諦めていませんが、今夏での移籍はほぼないでしょう。トリノは売却の意思がなく、ベロッティは代理人をライオラにするかもしれないという報道まで出ています。あまりミラン移籍に乗り気ではないのでしょうか。カリニッチも他のストライカー獲得交渉が失敗に終わったときの保険的な立ち位置ですし、獲得の可能性は低くなってきました。しかもインテルがカリニッチに興味という報道までありました。そしてファッソーネとミラベッリは代理人のメンデスと会談を行い、ジエゴ・コスタ、ファルカオ、レナト・サンチェスの3人について話し合ったとされています。申し訳ないですが、まるでテンションが上がりません。
いまもっとも報道が過熱しているのがレナト・サンチェスですが、そもそもどういった立ち位置で獲得するのかわかりませんし、報道されている4000万€などの移籍金も意味がわかりません。もしケシエとポジションを争わせるという意図であれば、それはミランにとっても選手にとってもポジティブではないポジション争いだと思いますし、なんでもかんでもポジション争いをさせればいいなんていう単純なものではないと思います。それならケシエを信頼して、もっとお金を節約して控えを獲得したほうが絶対に良いと思いますね。個人的にはそのポジションにクツカを置いておきたかったのですが。
ここ数日、まったくテンションが上がらない報道が続いています。ベロッティはどうしたいのでしょうか?カリニッチはどうなるのでしょうか?ベロッティとカリニッチを両獲りして、ミランでそのふたりの2トップを見られる可能性に興奮したのはつい1週間ほど前だったはずですが…。
ちなみにミュラー獲得に興味という飛ばし報道もありました。ぼくはミュラーのプレースタイルは大好きなので、ちょっとだけ「おっ」となりましたが、いまのミランには性格的にもたぶん合わないでしょうね。 はやく明日の試合に快勝してテンション上げたいですね。
ベルナルデスキ、ユベントス移籍
ユベントスはフィオレンティーナからベルナルデスキを獲得することを発表しました。 移籍金は4000万€+将来の売却益10%(最大500万€)を3年分割という形なります。
とうとう決まりましたね。以前記事にしたように、ベルナルデスキはここからが勝負です。まだベルナルデスキはワールドクラスの選手ではありません。ユベントスでの挑戦が、ワールドクラスになれるかどうかの境目になってくると思います。ヴィオラからユベントスへの移籍はかなりのブーイングものですが、このプレッシャーを乗り越えてイタリアを背負う男に成長してほしいですね。サン・シーロでボコボコにしてやります。
さあ、次はベロッティの番ですよ。ここ数日、トリノと契約延長の可能性も報道されています。ミランで挑戦するのであれば、今夏がチャンスです。よりレベルの高い環境に身を置いて、ベルナルデスキと共にイタリアを、そしてベロッティにはミランを頂点へと導いてほしいですね。
モンテッラのインタビュー
「いま獲得を検討しているのはストライカー。それからウイングとミッドフィルダーを獲得するかもしれないけど、急いではいないよ。僕が考える理想的なストライカーは、ゴールへの嗅覚があってチームの為に貢献できる選手だね。メルカートはクラブと話し合いながら進めているし、ベテランと若手をうまく融合させたいね。」
「ナポリとの差を埋めるにはメルカートが鍵を握っている。現時点で差が縮まったかどうかはハッキリ言えないけど、もう隠れることはできないし、熱意を持たなければいけないね。」
「僕がミランに残ることは間違いなかった。なぜなら毎日クラブの真摯さと信念、それに敬意を感じていたからね。ファッソーネが2022年までに世界のトップ5になると語っていたけど、この目標へと導く者になりたいね。」
「今夏は僕にとって夢のような夏だね!でもそれはまだ終わっていないよ。」
「ボヌッチ?僕は獲得できると確信していたけど、ファッソーネとミラベッリは懐疑的だったね。だから僕は1日に10回"おはようございます""こんにちは""こんばんは"『ボヌッチを獲得してください』と、ミラベッリにメールしたよ!彼は正真正銘のプロで、若い選手にとっていいお手本となるだろうね。ボヌッチ獲得でチームは確実に強化されたよ。3バック?それはとても面白いアイデアだけど、僕たちは多くのシステムを使うことができるよ。」
「ドンナルンマ問題について、僕はなにもしていないよ。それはミラベッリの役目だったからね。ドンナルンマはこれからもファンに愛され続けると確信しているよ。ライオラ?僕にとって彼は何の問題もないし、彼にとっての僕もそうだと思うよ。」
「ニアン?彼を信じない理由はないよ。彼はトッププレイヤーになることができるはずだけど、メンタル面を改善しないと。それは彼にかかっているよ。」
「アンドレ・シウバは大きな可能性を秘めていて、ワールドクラスの選手になることができると思う。それは時間の問題だね。」
「次の100日でミランはチームになり、次の1000日でスクデットが現実的な目標になるといいね。今シーズンのスクデット獲得に関しては奇跡みたいなものだけど、僕たちの野望に限界を設ける必要はないよね!」
新生ミランはファッソーネとミラベッリのコンビやそこと関わるモンテッラや選手たちから、チームの雰囲気がとても良いのが伝わってきて、インタビューがわりと面白かったりするので、たまにまとめています。1日10回メールを送ったくだりは本当かどうかわかりませんが、ボヌッチ獲得交渉の裏が少しだけ見えて面白いですね。僕はほんとうにモンテッラが好きだし、ぜひモンテッラ監督のもとで国内、そしてヨーロッパのタイトルを獲得してほしいですね。監督としてこれほどの戦力に囲まれた経験はないので、モンテッラにとっても勝負の年になりそうです。まずはEL予選からスタートですね。確実に勝ちましょう。
バイエルン戦の選手評
・スタメン
ニアンのプレーは素晴らしかった。頭の良いプレイヤーではないため、雑なところも多々あったがあらゆる面で良いプレーを見せてくれた。ずっとこれをキープできれば最高なのだが、ニアンにそれは期待できないのが非常に残念。
R・ロドリゲスの左足はすでにミランの武器になっている。安定したビルドアップと果敢なオーバーラップ、セットプレーの左足キッカーとしてもかなり優秀。ディフェンス面で雑さはあったものの、それほど気にならない。右足でサイドチェンジできるのも最高。
クトローネは戦力として計算できることを証明してくれた。動き出しは素晴らしいものがあり、決定力も悪くない。フィジカルが向上して、もっと味方を活かすプレーができるようになったらそれこそ大化けする予感。なにより大型補強でチームが生まれ変わり、ストライカーもカリニッチとベロッティの両獲りまで噂される中、腐らずにこれほど高いモチベーションで結果を出しているのは、かなり評価できる。EL予選はクトローネをスタメンで使ってほしい。
ケシエはもはやチームの中心だ。圧倒的なフィジカルと運動量は確実にチームを救っている。エリア内まで入っていき、ゴールという結果を出せたのも大きい。昨シーズン、クツカとパシャリッチのふたりが担っていた役割を1人で、しかもハイレベルにこなしている印象。最高の補強になりそう。
その他、ムサッキオのディフェンスは圧倒的。ビルドアップも問題なくこなしているし、かなり評価は高い。サパタもプレシーズンは好調を維持している。アバーテのコンディションが悪そうなのは気になる。モントリーヴォは良いプレーもあったが、さすがにもう厳しい。ボリーニの運動量と守備意識は、主力温存逃げ切りのオプションとして確実に計算できる。ボナベントゥーラは少しずつコンディションを上げてきて、らしいプレーがいくつもあった。新生ミランでもスタメンとして活躍できるレベルにあることを証明してくれた。ドンナルンマの安心感はやはり心強い。残ってくれてよかった。
・途中出場
チャルハノールは素晴らしい補強になりそう。左ウイングとして、ディフェンス面でも貢献していたし、なにより本人のモチベーションが高そう。ボナベントゥーラやR・ロドリゲスと組んで左サイドを崩すシーンが目に浮かぶ。バイエルンのディフェンスのミスでもあったが、素晴らしいシュートを決めて結果を残したのも素晴らしい。
ビリアも最高だった。安定したビルドアップに前プレを簡単に回避、ボールを全く失わずに攻撃にリズムをつける。ディフェンス面もアンカーとして十分な能力を持っていて、ここ数年のミランには居なかった存在。プレッシャーをかけられた最終ラインを安心してみていられるミランとかあり得るんだって感じ。コンディションが上がればさらに期待できそう。大好き。
A・シウバは身体がかなり重そうだった。さすがにこれではEL予選に使いたくない。合流してまだ少ししか経っていないから、セカンドレグまでにコンディションを上げてほしい。それとミランの4-3-3のワントップに合わなそうなのが不安。まだわかんないけど。
ボヌッチはそこまで見せ場がなかったものの、積極的にチームに指示を送っている姿が見られた。なにより、ボヌッチがピッチに入ってきたときの高揚感は凄かった。ほんとにミランの選手になったんだなと思った。
その他、ゴメスは前に強いのは相変わらず。だけど裏に弱いのも相変わらず。3バックでビルドアップをボヌッチなどに完全に任せられれば戦力として確実に計算できる。このブログではコンティに厳しいのがおなじみ(コンティのことが大好きなあまり)だが、やはりディフェンスの仕方が軽いし雑。勢い任せのディフェンスはより高いレベルでは通用しない。もっと技術的に成長する必要がある。アントネッリの攻撃力は魅力的だがディフェンス面がかなり不安。パレッタ、ソサは無難なプレー。マウリはちょっと厳しそう。
親善試合だけど、バイエルンに圧勝できたのは大きいですね。EL予選前にかなり良い雰囲気を作れました。個々の連携という意味ではまだまだですが、チームとして確実にレベルアップしてるのが嬉しいですね。クトローネはほんとに最高。GKにドンナルンマ、DFにカラブリア、MFにロカテッリ、FWにクトローネと、なんてバランスが良いんだろうか!周りの人をミラニスタにするために使える要素ですね。平静を装っていますが、興奮しすぎて8時間くらいニヤニヤが止まりませんでした。ほんとうに楽しみです。
ICC ミラン - バイエルン
EL予選前最後の親善試合。怪我に気をつけてね。
前半14分、ケシエのゴールで先制
前半25分、クトローネ
前半43分、再びクトローネ
後半40分、チャルハノール
試合終了。素晴らしい試合でした。またちゃんと振り返りたいな。
ベロッティ獲得はやはり難しい…
昨日カイロ会長とベロッティによる会談が行われました。会談前のインタビューで「ベロッティは売る必要がない」とコメントしており、会談後も「大丈夫、大丈夫」とだけコメントを残しました。意味深なコメントの裏にはどんな思惑があるのかわかりませんが、依然としてベロッティ獲得が厳しいことには変わりありません。ミランからのオファーは届いていないとも言っており、これからどうなるかまったくわかりません。ベロッティ獲得が困難な場合、ミランはカリニッチ獲得を目指します。
カリニッチに関しては様々な報道がありますが、ミランは2200万€程度で獲得を狙います。ですが、フィオレンティーナの要求は3000万€という1ヶ月ほどまったく変わらない状況。しかし、こちらは本人の意思がはっきりしており、ミランが移籍金を少し上げさえすれば獲得できるのではないでしょうか。また、もしカリニッチを獲得したとしてもベロッティとの両獲りの可能性は残されるそうです。
ベロッティとカリニッチの2トップがミランで見られるのであれば発狂しそうなのですが、現実的に厳しいと思います。もちろんベロッティを最優先で獲得してほしいのですが、カイロ会長の要求はあまりにも高すぎます。プレミアリーグを筆頭に近年移籍金の高騰がすごいことになっていますが、それでもイタリア国内での取り引きでは、まだ適正価格に近い金額で交渉が行われていることが多いです。今夏のボヌッチや移籍寸前のベルナルデスキなどは適正価格に近く、まだ理解できる範疇での取り引きです。トリノに売却する必要がないこと、移籍させるなら国外にさせたいことは理解できますが、さすがにもう少し歩み寄ってもらいたいと勝手に思います。ベロッティが獲得できなくても、カリニッチも十分ミランで活躍できるストライカーです。現時点ではカリニッチの可能性が高いのではないでしょうか。ベロッティと比べるとスター性に欠けるので、ミラニスタから好かれないかもしれませんが、ぼくは絶対にユニフォーム買います。ベロッティ来ても買います。2人きたらベロッティとカリニッチとボヌッチあたりの3枚買いします。たぶん。
ちなみにジエゴ・コスタを半年間のレンタルで獲得するという報道もありますが、大反対です。そもそもアトレティコに行きたい選手に半年間だけプレーする機会を与えてあげるほどお人好しではありません。ミランには明確なプロジェクトがあります。選手としての能力に疑いはありませんが、人間として問題があります。このような選手をエースストライカーとして半年間だけチームに入れることは、メリットよりもデメリットのほうがはるかに多いです。やめましょう。
ボヌッチは背番号19を希望していましたが、その番号はすでにケシエが選択しており、いきなり背番号問題が発生しましたが、ケシエが譲ったことによってボヌッチが19番を背負います。ボヌッチにはケシエをディナーに連れて行ってあげてほしいですね。
ミランはロカテッリとスソを売却するつもりは一切ないという報道がありました。スソに関してはもうすぐにでも契約更新が行われるそうです。とりあえず安心しました。新シーズンのフォーメーションの関係から、スソの去就も気になっていたところなので純粋に嬉しいです。ロカテッリもとりあえずは安心しました。もう生え抜きを売らないでくれ。