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ミラン、新監督はジャンパオロで決まりか

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ミランの新監督候補は2名に絞られたという報道が出ています。1人目は現サンプドリア指揮官のジャンパオロ。2人目は現ラツィオ指揮官のシモーネ・インザーギ。監督の年俸にも制限があるため、国内で評価の高いこの2人が候補として有力になってきました(一応デ・ゼルビの噂もありましたが絶対にNOで)。

ただどうやら、シモーネはラツィオに残留するようで、現在挙がってる名前ではジャンパオロが最有力となってきました。マルディーニミランに残ることになれば、ジャンパオロが第一候補となるようです。

ジャンパオロは非常に面白い人選ではありますが、さてさてどうなることか。ユベントスの新監督はサッリが有力と言われていて、ロナウド問題を解決できるのかは置いておいて優勝候補筆頭に変わりありませんが、インテルはコンテ就任を正式に発表。国内で実績のあるスパレッティを招聘して2年連続でCL出場を果たし、さらに上を目指すべくコンテを招聘。結果が出てきていることもあり経営的にもとりあえずはFFP問題から解放され、来年から本格的にユベントスの対抗馬として優勝争いを繰り広げるかもしれませんし、ユベントスの監督人事によってはもしかしたら来季優勝を狙えるかもしれません。

 

これ、ミランがやりたかったことでは?

 

ミランはCL出場に賭けた博打的な経営から方針転換して、ガジディスのもと、おそらくお金をかけず若手を育てていくスタイルへと変わります。CLに絶対に出場しなければいけないというとんでもないプレッシャーがあったこの2年間は神経をすり減らしながら観戦していましたが、来季からはどのようなモチベーションで応援することになるのか。もちろん、CL出場を目標としてほしいところですが…。

ミラン、ガットゥーゾ監督辞任

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ミランガットゥーゾ監督は辞任を正式に発表しました。ミランは新監督の選定する必要があります。日替わりで報道されているのでアレですが、今日はシモーネ・インザーギ、ジャンパオロ、デ・ゼルビあたりが候補となっています。

 

さて、ガットゥーゾ監督の退任はある程度わかっていたこと。正直に言えば今季の成績は失敗。怪我人の多さもあって毎週のようにシステムが変わったり、試合中の盤面整理が出来なかったりと思い出せば色々あって、毎週試合を観るのが苦痛で仕方ないシーズンでした。昨季のアーセナル戦あたりで感じたのは4-3-3(守備時は4-5ブロック)のゾーナル守備+サイドチェンジアタックからの発展がないのではないか?ということでしたが、今季はそれすらもブレてしまった。チャンピオンズリーグへの復帰はミランにとってあらゆる意味で重要なミッションでした。今季、それを逃したのはやはり大きい。

 

それでも、選手の質の違いなどもあれど、アッレグリ退任以降のミランでは唯一の戦える集団を作り上げたのも事実。昨季の立て直しも見事で、あの4-3-3を継続して、そして発展させることができたなら…。

 

采配への不満などとは関係なく、大好きな人物がミランを去るというのはやはり悲しいですし、なにかすごく悔しい。ただ、これを望んでいたのもやはり事実。結局カンポスミランには来ず、コンテはインテルへ、ガスペリーニとジャルディムは残留、シモーネやサッリはユベントスの可能性もあり、後任候補として挙がる名前が日に日にスケールダウンしていっているのが本当に不安なのですが、ここは勝負どころ。ユベントス待ちのような状況ですが、なんとしても、未来に、今に、希望が持てる監督を。

ミラン、来季の新監督人事について

この記事は最終節の結果以前に書いているので、公開されるときにミランがCL出場を決めているのか、今季も逃してしまったのかはわかりません。ですが、結果にかかわらずガットゥーゾ続投はありえないものとして、噂になっている監督たちについて個人的な意見を書いていきます。(結果的にチャンピオンズリーグ出場権は逃したので少し事情は変わってきますが)

まず今季の結果にかかわらず、来季もCL出場を目指すチーム作りになることは間違いありません。なので長期的視点で優勝を目指すプランももちろん大事ですが、まずは安定してCLに出場するチームをつくる、という中期的視点が大事です。そしてチームはそうそうお金を使える状況にない、ということも考慮するべきです。もちろん現スカッドは間違いなく優勝できるような質も層もありません。ですが、4位以内に入れるチームではあります。近年、選手獲得にお金をかけてきたミランですが、監督人事に関してはそうではありません(結果的に解任祭りでお金を使っているかもしれませんが)。お金をかければいいというわけではありませんが、そろそろモダンフットボールを理解し、本気を出しましょう。その監督にはどのようなゲームモデルがあり、どのような結果を出してきたのか。そしてその監督のゲームモデルに対して、クラブ側がどれだけ周辺状況(選手の質、コーチやスカウト人事、サポーターの満足度)をコントロールできるか。その噛み合わせのうえで最適な人物を選考していくべきです。例えばグアルディオラがフリーだったとして、彼のゲームモデルや結果は誰もが知ることろですが、ミランの状況を考えると選手の質に関してクラブ側は間違いなくコントロールできません。そうなると、肝心のゲームモデルを根付かせることはできません。間違いなく失敗(少なくとも成功はなさそう)します。

などなど、いろいろ考えるべきことはありますが、ここからは個人的になんとしてでも狙いにいくべき監督、そこが無理だった場合に狙うべき監督、そこも無理だった場合の監督(ここを選ばなきゃいけなくなった時点で個人的には少し残念ですが)にわけてみたいと思います。(各監督に対する最後の一文は適当です)

 

・絶対に狙いに行くべき監督

 アントニオ・コンテ

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わりと否定的な意見をよく聞きますが、そのチーム設計、戦術的アプローチに関してはイタリア人監督のなかではアッレグリアンチェロッティと並ぶ名将です。これまでユベントスチェルシーで結果を残してきましたし、イタリア代表では史上最弱などと言われていたチームでベルギーやスペインを倒してベスト8まで進みました。フロントと補強戦略でもめたりする印象が先行しすぎていますが、本人が戦力を求めることとは別に、実は現有戦力に合ったチーム設計がロジカルにできる超優秀な人です。インテル監督就任が現実的らしいですが、結婚式の誓いのキス直前で乱入してくる男みたいになってでも狙うべきだと思います。ライバルチームにコンテが就任するのはミランにとっては最悪という面もあるので。(チャンピオンズリーグ逃したことで財政がやばいのと、もう絶対来ないなという感じで個人的に少しトーンダウン)

 

マッシミリアーノ・アッレグリ

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もう説明不要だと思いますが、イタリア人監督という枠ではなく世界的な名将です。近年しっかりとセリエを観てきた人たちからすれば、結果はもちろんですが、チーム全体でのゾーナルプレッシングによる守備体系構築をベースに、相手チームの弱点を的確に突いていく攻撃、柔軟な(時に変態的とまでいわれる)戦術対応等々、すごいとしかいいようがありません。この人も異常なくらい現有戦力を最大限に活かすチーム設計ができてしまう監督です。というよりも、当時あの戦力でバルセロナを抑えていたのをリアルタイムで観ていたミラニスタには説明不要だと思います。とにかく土下座してでも帰ってきてもらうべきです。今季限りでユベントスを退団しましたが、すぐにイタリアの別チームを率いるということはなかなか想像できません。ですが、たとえ円満に別れたカップルだとしても、恋人と別れたその寂しさの中、かつての恋人から声がかかればとりあえず会ってみようかな、となるかもしれない、的な感じでとりあえず狙うべきだと思います。

 

・次に狙うべき監督

 ・マウリツィオ・サッリ

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そもそもあの成績でチェルシー退任が噂されているのがすごいですが、もしそうなったら狙うべき監督だと思います。サッリのゲームモデルとして、ミランの選手の質では難しいのではないか、と思いがちですが(まったく心配していないわけではない)サッリもイタリア人監督らしくベースにあるのはボールを基準にしたゾーナルプレッシングです。サッリ・ナポリの3シーズンの結果を見てもらえればわかるように、失点数が多いチームではありませんでした。そのうえでのショートパス主体のポジショナルな攻撃を構築していきます。サッリは補強によってピースを埋めていくというよりも、現有戦力を自分色に染めていくことに非常に優れた監督という印象があります。絶対に狙いにいくべきだとした監督たちに比べたら多少の不安はもちろんありますが、かなり優秀な監督だということに間違いはありませんし、うまくいけば彼のゲームモデルは世界的に評価されるものなので、チームのイメージ(広告的な問題)としても好影響なのではないでしょうか。結果を出しても評価されない状況をうまく使って、優しく口説きにかかり、長期的な愛を提示すれば可能性はあるのではないでしょうか。

 

シモーネ・インザーギ

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そろそろラツィオからのステップアップを考える時期(いまのミランがステップアップとして成立するのかは置いておこう)にきている監督。ラツィオではCL出場の夢こそ叶いませんでしたが、5-3-2ブロックでのゾーナルディフェンスと、3バックの特性を生かした最終ラインでのマンマーキングをミックスさせた守備体系の構築は見事で、そこから繰り出される左サイド偏重+アイソレーションを利用した攻撃というのが特徴です。個人的見解でいえば、4-5ブロックを敷いてサイドチェンジを多用していた昨季のガットゥーゾの上位互換といった印象です。それ以外のアプローチを観たことがない、というのが不安ではありますがラツィオでの仕事は評価するべきで、ミランではその先の新たなアプローチを観てみたい、という感じです。本人もステップアップを望むのであれば、兄貴が監督として叶えられなかった夢、そしてシモーネ自身もラツィオで叶えられなかった夢をミランで実現しようぜとかなんとか言って説得するべきだと思います。

 

 ジャン・ピエロ・ガスペリーニ

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近年のアタランタ躍進の立役者。シモーネ・ラツィオのゾーナル守備と最終ラインのマンマーキングミックスの守備体系とは違い、守備は人基準で中盤によるボールホルダーへのアタック以外、後ろはマンマーキングを採用しています。スペース管理というモダンフットボールの流れからは離れますが、非常に興味深く、結果も残しています。個人的にその特殊な守備体系と前線の選手を残した攻撃はミランで観なくてもいいかな、というような気もしますが、優秀な監督であることは間違いありません。チャンピオンズリーグ出場権獲得したチームを辞めるのか疑問ですが、インテルで即解任された恨みをミランで晴らそうぜ、とかなんとか言って狙うべきでしょう。

 

・そのまた次に狙うべき監督

・ディ・フランチェスコ

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個人的にはそこまで推してはないのですがサッスオーロ時代からしっかりと結果を残してきた監督。4-3-3を基本として縦へつけてからダイナミックに攻撃するチームをつくる印象が強く、攻守においてしっかりと体系化できるのではないでしょうか。正直ディ・フランチェスコが来たから4位以内いける!みたいにポジティブにはなれないのですが、優秀な監督なのでチェックしておくべきかと。おそらくローマを解任されてから暇してるでしょうし、軽い感じで誘えば来てくれるのではないでしょうか。

 

個人的な希望はこの辺りです。ジャルディムみたいな話もありますが、あの躍進したチャンピオンズリーグでの数試合しか観ておらず情報が少ないので評価できません。それとレオナルドが辞任、カンポスが就任するというような話もあり、クラブの方向性をはっきりさせてから、もう一度考えてみなくてはなりません。なんにせよ、他クラブよりも早く動き、希望を持てる監督を連れてきてから人員整理をしていってほしいですね。

今オフは確か特に大きな国際大会も無いので、まずは今季のミランガットゥーゾについて振り返りつつ、ここで挙げた各監督の戦術なんかもゆっくり分析しつつ、勉強して知識を深めていければ、と思います。

今オフもお付き合いいただければ幸いです。

 

書きました。

ミラン、結局CL出場ならず

大混戦となった最終節ですが、結局ミランは5位でフィニッシュ。

 

ガットゥーゾの手腕は置いておいて、チームの結果として3位なら大成功、4位なら成功、5位なら失敗というところでしたが、今季は5位。勝ち点はモンテッラ1年目の63と比べて68とわずか5差。ガットゥーゾは前日会見で5位は失敗ではないといっていましたが、チームの結果としても、ガットゥーゾのマネジメントも、確実に失敗でしょう。

 

来季のチーム編成がどうなるかはこれからゆっくり。ミラニスタの皆さま、今季もお疲れさまでした。

 

とりあえず、来季もCLには出場できません。

奇跡のCL出場権獲得へ ~SPAL戦へ~

フロジノーネ戦になんとか勝利したミランですが、順位を争うアタランタユベントス相手に引き分けたため、次節ミランが勝利さえすればCLにいけるという状況ではなくなりました。

もうだいたいの方が理解されていると思いますが、ミランのCL出場の条件を現実的な範囲内で一応整理すると

 

ミランが最終節に引き分けた場合

アタランタが負け、インテルが引き分け以上で4位浮上

アタランタインテルが負け、ローマが勝利で4位浮上

 

ミランが最終節に勝利した場合

アタランタインテルのどちらかが引き分け以下で3位か4位浮上

 

となります。現実的に考えるのであれば、まず勝利は大前提としてインテル(対エンポリ)かアタランタ(対サッスオーロ)が勝利を逃す、というところに賭けるしかないのではないでしょうか。エンポリはここ数試合残留に向けて連勝中とはいえ、インテルもCL出場がかかっており、ホームの大声援を受けての試合となるので簡単ではありません。アタランタはスタジアムの関係上ホームでの試合をマペイですることになるので実質アウェイみたいなものですが、シーズン序盤の好調など忘れ去られ攻守で不安定なサッスオーロ相手で、今季前半の試合ではアタランタが大勝しています。こちらも簡単ではなく、ミランのCL出場の条件は難しいことには変わりありません。

 

ミランの念願であるCL出場がかかっている日曜の試合。他会場の結果を気にしながら観ることになりそうですが、いまはもう信じることしかできないので、全ミラニスタで信じ続け、試合終了のホイッスルのともにうれし涙を流せることを祈りましょう。来季のことは、すべて試合終了後にしましょう。

 

今季こそ、CL出場権獲得へ。やってやろう、ミラン

奇跡のCL出場権獲得へ 〜ボローニャ戦〜

・失速、大失速

ミラノダービー以降、最悪な状態が続いているミラン。正直ラツィオに勝利した時点で、今季の流れからいって内容無くとも何故か勝つチームが戻ってくると思い、70%くらいは4位以内決まっただろうと思っていました。が、やはり、そんなにうまくはいかず。

パルマにはドロー、コッパではホームでラツィオ相手に敗退(個人的にはこの試合、今季ベスト3に入るほど最悪最低な采配が見られた試合でした)、トリノにはほとんど勝てる気すらせず敗戦。いつの間にか、4位の座を明け渡して、自力では決まらない状況に。

ただ悲しいのは、今ミランに見られる数々の現象は、今季序盤から、もっと言えば昨季終盤から予期されたものであり、いま4位争いが出来ているのがすでに奇跡的だということ。選手の質から言えば、4位争いは当たり前。しかし、今のチームで4位争いは奇跡的…。やはりそういうことなんでしょうか。

これでCL出場権を獲得できなかったときの、今季の虚無感は耐えられそうにありません。

ボローニャ

そしてボローニャ戦。インザーギからミハイロヴィッチに監督が代わって、降格圏から簡単に抜け出し、絶好調のチーム。ミランはバカヨコ問題(結果的に試合中にも問題が起きたわけですが)等でチーム内外がとっても騒がしい。正直、勝てるとは思えなかった。

試合内容的にはいつものようにボロボロ、ただそれでも絶対に欲しかった勝利を手にできたのはなによりもまず、一安心。4位以内で終わるためには残り試合全勝しなければならない状況は変わらずとも、それでもファンとしてはもちろんあきらめきれない。毎試合、ただただ祈るのみ。

個人的にはここ数試合、試合前日から緊張しすぎて試合日を間違えたり、試合中は酒で誤魔化したりと普通の状態では見られない日が続いています…。

・次節はフィオレンティーナ

次節はモンテッラが監督として復帰したフィオレンティーナとのアウェイゲーム。モンテッラ復帰後、まだ勝利がなく苦しい状態が続いているフィオレンティーナですが、それがなにやらフラグとしか思えないのがいまのミランを応援している人間の心理です。

今季こそ悲願のチャンピオンズリーグ復帰(本当は優勝を悲願としたいところですが)を果たせると信じて、あきらめずに見守ります。本当に、本当に、頼むぞ、ミラン

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そのうち後任人事についても書こうと思います。

対ラツィオ戦

・ギリギリの勝利

 

試合は意外にも前半からシュートを打ち合う展開に。両チームともにそれほどしっかりとチャンスをつくりだしているわけでもない印象でしたが、とにかく打ち合い。ミランも調子が悪ければラツィオも調子が悪く、とても4位争いをしているチーム同士の試合だとは思えず。よくわからない試合でした。両チームともに決定力を欠き、これは引き分けで終わるかな、と思っていたのですが、ミランがPKを獲得。これをケシエが決めてミランが辛くも先制。

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ミランはケシエのPKで得た1点を守りきり、なんとかライバル相手に勝ち点3を獲得。4位争いをするチーム相手にはほぼ勝ち越しており、これで非常に有利な立場に。4位フィニッシュへ光が見えてきました。

・判定騒動と試合後騒動

先週のユベントス戦でのVARを含めた判定騒動があり、今節も判定騒動あり。純粋な試合内容以外でしか話題にならない試合が続いていてうんざりです。どうにかならないものか。

それと試合後にケシエとバカヨコがアチェルビのユニフォームを掲げたシーン、あれは最悪でした。こういうアホで品のない行動をとる選手がミランにいることが恥ずかしい。色々ととにかく最悪で、勝利の味をまったく感じない試合になってしまいました。

それでも4位争いで非常に有利な立場になったのは事実。これからは下位チームとの対戦が多くなり、取りこぼしさえしなければ。念願のチャンピオンズリーグ出場が、現実的に見えてきました。