心から愛しているACミラン

イタリアサッカーを愛する人が増えることを願って

それぞれの言葉

モンテッラ

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「私はいつものようにトレーニングの準備ができていた。ミラネッロに着くとミラベッリと事務総長がいたから挨拶をした。その時に昨晩解任の決断をしたことを告げられた。最も驚いたのは解任のタイミングで、もっと解任が妥当であろう時期はあった。今回はチームが技術的にも精神的にも良いものを見せていた。私は選手に大きな愛情をもっていたし、選手たちもそうだった。さよならは好きではないけど、関係に問題はなかったよ。一時期プレーできていなかったモントリーヴォやパレッタも挨拶をしてくれた。」

「思い出はスーペルコッパ。これはミランに数年間欠けていたもので、それを私たちは勝ち取ったんだ。」

トリノ戦でカリニッチやチャルハノールがゴールを決めていればこうはならなかったと言われるが、ミランに怠惰な選手などいないし、グループで戦っている。誰もが勝ちたいと思っていたし犯人なんていないよ。結果が出ない場合、責任を取るのは監督だ。私は常にクラブからサポートされていたし、関係は問題なかった。ミラベッリに聞いても同じことを言うと思うよ。ミランではうまくやっていた。このような別れがなければずっとミランで働きたいと思っていた。気持ちよく仕事ができていたよ。」

「私たちはサンプドリアラツィオに負けたが、技術的なプロジェクトは進んでいた。ビッグクラブとの試合に負けたのはいくつかの理由があり、決して酷い試合をしたわけではなかった。彼らのレベルに達するには時間が必要で、昨年ユベントスミランより28ポイント稼いでいて、ローマやナポリは24、23ポイント稼いでいる。」

ガットゥーゾミランの歴史を作った。私と彼の関係は素晴らしく、ミランをトップレベルに戻してほしいと心から願っているよ。」

「私はこの決定を受け入れて、チャンスを与えてくれたことに感謝しています。子供の頃から応援していたチームの監督を務めたことは誇りです。ミランは若手選手が自分を高め続けることができれば、それはクラブにとって最高の強みになると思います。」

 

・ファッソーネ

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「まずモンテッラについて。現状チームはうまくいっていません。私は日曜日に非常に複雑な夜を過ごしてハン・リーとチャットをしました。プロジェクトのためにモンテッラとの親密な関係に痛ましい決断をしましたが、モンテッラに「ありがとう」と言わずに先に行くことはできません。ヨーロッパリーグ出場権獲得、スーペルコッパ優勝など彼がしてきたことには感謝しなければいけません。」

「次にミラベッリについて。彼には技術的責任が非常に高いです。1月に移籍市場に参入するつもりはありません。このチームが重要な成果をあげることができると確信しています。ミラベッリと私の関係はとてもうまくいっていますよ。」

「最後はヨンホン・リーがガットゥーゾを選んだことです。ガットゥーゾという選択は現時点で正しい選択です。彼のキャリアを考えると、彼はこの環境とドレッシングルームを知っています。ここ数ヶ月、定期的にミラベッリが私にプリマヴェーラのことを報告していました。私は彼のアプローチの仕方に感銘を受け、そしてこのような重要な責任を受け入れた熱意と情熱にも感銘を受けました。残り24試合を戦ったあと、また評価することになります。」

 

ガットゥーゾ

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「今日は重要な日だ。これは厳しい仕事になるだろう。このチームは多くの国籍を持ち、平均年齢は21歳だ。彼らは難しい時間を過ごしているが、すべてはうまくいく。私の意見ではこのチームは本当にうまくやることができる。私とモンテッラは素晴らしい関係にあるが、コンセプトは異なる。彼はボールが好きだし、私も好きだが、よりダイレクトにする必要がある。3バックと4人の中盤は決定していて、前線は試合によって変わるだろう。」

「私は選手だった時と同じ情熱を感じている。ミラネッロに来たとき、天国に来たかのようだった。私は自分の仕事が大好きで、情熱を持って取り組む。このようなクラブの監督をするのは特権だ。このチームはもっと多くのことができる。私たちはチームとなり、チームとしてピッチに立つ必要がある。チームでピッチをカバーして、喜びと苦しみを共有して、統一されたチームになる必要がある。戦場の精神も必要だが、それだけでは十分ではない。質も必要だ。」

「いま私はリーグテーブルは見ていない。今日を見ている。ベネヴェント戦はワールドカップ決勝のような気持ちで戦う必要があるし、私たちは変わる必要があることを知り、精神的に若者になにかを与えなければいけない。これが優先事項だ。クラブには大きな歴史があり、ミランのDNAを忘れてはならない。ルールを守り自己犠牲の精神を持たなければならない。」

「キャプテンはボヌッチでそれは変わらない。一緒に働くのが楽しみな選手はスソだ。彼はウイングしかできないと言われるが、それが本当なのか知りたい。それとなぜケシエが昨季のパフォーマンスではないのかも知る必要がある。ケシエは私よりもはるかに強く爆発的で、私よりもゴールを決めている。彼はいまもっとも私に近い選手だろうが、そうした精神を持つ選手がもっと必要だ。A・シウヴァは質の高い選手だ。現時点でうまくいってなくても獲得できて良かった。彼はチームプレーを学ぶ必要がある。個人プレーも時には良いが、チームでプレーすることを学ばなければいけない。クトローネは若いが他の選手と変わらない。決して諦めず、大きな情熱を持っている人間だ。チームにはそうした精神がもっと必要なんだ。」

セリエAに簡単な試合などない。私たちは最善の方法で試合に備える必要がある。私たちはヨーロッパリーグがあり、コッパ・イタリアもはじまる。このシャツには重さがあることを決して忘れてはいけない。勝利と敗北の間に大きな違いがあることを彼らに知ってもらいたい。負けたときのミラネッロは葬儀のようだ。誰もが私のことを歓迎してくれているとは思わない。ただ、私はこのチームになにを与えられるのかを理解している。ミランには重要な選手がたくさんいるが、しっかりと仕事をしなければならない。」

 

・ミラベッリ

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「チームの魂の中で結果を見るために23試合待った。しかし結果は出ず、あまりにも出遅れた。そしてこの決定に至った。愛情が残っているだけでなく、モンテッラは素晴らしい監督だという確信も残っている。彼は私たちの選択であり、私たちの意見では彼は素晴らしい監督だったが、残念なことに結果が重要であり、この決断をすることにした。」

トリノ戦が全てではない。リーグ戦とヨーロッパリーグの間で評価していたので、日曜日にしたことが正しいと思った。かなり競争力のあるチームになると思っていたが、チームの真の価値をまだ見ていない。」

「移籍市場の評価をするのは時期尚早だ。私たちはミランの歴史の中で良いグループを形成して、良いサイクルを代表する若手選手に投資したいと考えていた。もちろんそのリスクは知っていたが、最終的にどうなるかで判断する。」

ガットゥーゾはチームのことをよく知っている。ミランのDNAを伝えるだけでなく、コンセプトにも特徴を持っている。彼は私たちに重要な何かを与えることができる。新加入選手だけでなく、チーム全体が期待に応えられていない。私たちはガットゥーゾの熱意と専門知識によってこれらの選手の質を引き出すことを願っている。」

 

トリノ戦後も続投という決断でも妥当だったと思いますが、解任という決断も結果の面で当然だと思います。今シーズンここまでのチーム作りがポジティブなものだったとも思いません。解任時期も順位上のライバルであるトリノと引き分け、これから格下相手が続くタイミングなので理解できます。後任がガットゥーゾというのはここ数年のミラン、そして彼の監督としての実績を考えるとかなり不安ですが、実際に試合を見てみないとわかりません。

ただ、今季もこのようなことになってしまったのが本当に悔しいですし、個人的に非常にショックを受けています。僕はモンテッラの目指すサッカーがとても楽しみでした。かなり選手を信頼するタイプだったので選手交代が遅かったりしましたが、選手起用に関しては論理的に納得できるものが多かったです。久しぶりのタイトルを獲得できたのもヨーロッパリーグに出場できたのも彼のおかげですし、最後まで素晴らしいコメントを残した彼のことを思うと心が痛みます。これだけボロクソに言われているのが不思議なくらい、近年のミランにとっては良い監督でした。

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個人的にもモンテッラのおかげで、ミランのサッカーを分析する楽しさを長期的に取り戻せましたし、ブログをはじめるキッカケにもなりました。本当に感謝しています。ありがとう、お疲れ様でした。

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このような状況は監督、選手、フロント、メディア、サポーター全員の責任だと思います。とにかくここからはガットゥーゾ監督をサポートするしかありません。

ただ、今は本当に悲しいですし、本当に悔しいです。

モンテッラ監督解任

トリノ戦に勝てなかったことで嫌な予感がしていましたが、今日モンテッラは解任されました。

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「私はミランの為にすべてを捧げましたが、この決定を受け入れます。美しい時間を一緒に過ごした方たちには感謝しています。ミランはここから成長すると思います。私は失敗してしまいましたが、これからもミランを応援し続けます。」

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後任はプリマヴェーラで監督を務めていたガットゥーゾになります。

 

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ありがとう。さようなら、モンテッラ

セリエA第14節 ミラン - トリノ

メンバーは揃っているのに結果の出ないチーム同士。ほんとに勝ちたかった試合。

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カリニッチ、ほんとに酷いパフォーマンスだったけど結果残すしかないから頑張ってほしい。

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A・シウヴァ、国内リーグだと全然良くないけど焦らないで頑張ってほしい。

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ボナベントゥーラ、怪我明けから調子が上がってこなくて酷いパフォーマンスだけど、ここから頑張ってほしい。

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モントリーヴォナポリ戦に続いて今日もわりと良いパフォーマンスだった。頑張ってほしい。

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ボヌッチ、ほんとにパフォーマンス良くなってるしキャプテンらしくなってきた。頑張ってほしい。

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とにかくみんな頑張ってほしい。頑張れミラン

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ウディネーゼの新監督

・オッド新監督

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ウディネーゼの監督をするという素晴らしい機会にとても満足している。高いレベルの設備を持っている野心的なクラブで、良い仕事をするために必要なものが全部揃っている。現時点でウディネーゼには個性的で将来有望な若手選手が非常に多く、それらの選手の力を最大限に発揮することに集中する。クラブは私のサッカー哲学を実践すること以外で特別な目標を与えていない。ピッチ上で見えるのは私の頭の中にあるアイデアの結果だろう。私はプリマヴェーラの選手も含め全員を見る。誰も排除しない。チームとして機能させるために個々の選手を最大限に活用する。私はウディネーゼと対戦するたびに素晴らしいクラブだと思っていたよ。」

「明日はみんな適正ポジションでプレーすることになると思うが、コーチの仕事は選手たちの能力を最大限に引き出すために適切な条件を作り出すことだと思う。私たちは一緒に過ごしたこの3日間で、みんな頑張って私のアイデアを受け入れてくれた。明日は試合を優位に進めるつもりだが、勇気を持たなければいけない。勇敢にプレーすることは対戦相手の強みを消すことを意味する。」

 

ウディネーゼデルネーリ監督に代えてマッシモ・オッド新監督を迎えています。選手時代にミランでもプレーしたオッド監督は、昨シーズンはペスカーラの監督でした。ペスカーラはなかなか勝てず、オッド監督は途中で解任されてしまいましたが、とても面白いサッカーをしていました。

カリアリなどもオッド監督に興味を持っていましたが、とりあえず再びセリエAで彼が率いるチームを見られるのが嬉しいです。トップリーグで結果を残していませんが、個人的にとても期待している監督です。いきなりナポリ戦なので厳しいですが、プレッシャーのかからない環境でどれだけやれるのか、とても楽しみです。面白いサッカーを見せてくれ〜〜〜。

ヨーロッパリーグ グループD ミラン-オーストリア・ウィーン

グループ突破がかかった試合。いつも通りスソ不在時はオーソドックスな3-5-2の布陣。

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前回対戦した時はラツィオ戦大敗後に3バックへと移行したタイミングで5-1の勝利でした。オーストリア・ウィーンの守備の緩さは国内リーグではあり得ないので参考にならないみたいなところはありますが、今回は『前で奪う』こと、そしてナポリ戦で指摘した『逆サイドに展開する』ことをポイントにして、すごく簡単になってしまいますが書きます。

・前で奪うこと(奪い返すこと)

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先制点を奪われたミランの同点シーン。いつものようにケシエがバイタルエリアで雑なパスをしてボールを奪われる。

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ムサッキオがここでボールを奪い返し、サイドにいるボリーニへ。

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逆サイドのR・ロドリゲスが完全フリー。ここまで完璧にフリーになれるのは相手の守備がめちゃめちゃ緩いこともあるが、瞬時にボールを奪いサイドに展開したことで相手はボールウォッチャーになった。

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ちなみに5点目のシーンでも、相手のスローイン時サイドに密集させてボールを奪うとロカテッリ→クトローネ、そしてアントネッリ→クトローネのワンツーで完璧に抜け出してゴール。モンテッラミランが前からボールを奪いに行く(厳密に言うと選択肢を奪う)スタイルなのは明らかで、4-3-3時代に取り入れていたポジショナルプレーでも重要なものだった。特にこの試合みたいに格下相手では必然的に敵陣に押し込んでプレーするから、ボールをすぐに奪い返して再びポゼッションする必要がある。僕も便利だからよく使うが、『ポゼッションサッカー』や『カウンターサッカー』というように簡単に分けることはできず、ポゼッション志向のミランによる見事なプレスからのショートカウンターでのゴールだった。

・サイドに展開すること

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ミラン3点目のシーン。ビリアから左サイドのR・ロドリゲスへと展開される。よくボヌッチがやってくれるパターン。

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ハーフスペースにいるR・ロドリゲスからA・シウヴァの頭を狙ったボールが入り、ボールは後ろにそれる。

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ボリーニが追いついてクロス、クトローネが頭で決めた。ビリアが展開したところから考えると、中央→左→右→中央と展開されたから、最後のクトローネを誰も見ることができていない。よりコンパクトなディフェンスをしてくるチーム相手にこうした展開ができるのは、ここ最近のボヌッチ、ビリア、ナポリ戦のモントリーヴォ、R・ロドリゲスなどで、さらにロカテッリやケシエが出来るようになれば嬉しい。

・クトローネとA・シウヴァ

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特に後半のクトローネとA・シウヴァのパフォーマンスは素晴らしかったです。リーグ戦でカリニッチがスタメンで出場しているのは、この3人の中ではいちばんワントップの役割をこなせる、A・シウヴァはローマ戦以外はパッとしないパフォーマンス、実質1年目のクトローネ起用は慎重にならなければいけない、などなど他にも様々な要素があってのことです。そしてカリニッチがいることで2人の競争意識もかなり高まっています。A・シウヴァはもっと試合に出たいと語っており、個人的にもシーズン中にカリニッチをベンチに座らせるくらい彼らが活躍してくれるのがいちばん嬉しいですが、A・シウヴァはほとんど何もできていないリーグ戦で結果を出す必要がありますね。心配なのは、「クトローネとA・シウヴァの2トップにするべき」という論調がメディアやファンの中に出てきており、またコロコロとシステムを変えさせるのか?というところです。クトローネとA・シウヴァの2トップはわりと機能する可能性も見えますが、スソを外して2トップにして結果が出なければどうせまた「なぜスソを使わないんだ」なんて論調になるだろうし、いろいろ難しいですね。2トップにするならするで、とにかく最低でも年内は同じ形で戦って結果を残して欲しいですね。

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そしてクトローネはワンランク成長している印象です。本当にベロッティみたいな選手になりそうですね。毎回のようにエンブレムにキスするのも最高ですね。めちゃめちゃ好きだ。

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ELで格下相手だけど大勝できたのは良かった。明日はもうトリノ戦なので忙しい。ベロッティが怪我明けから不調だし、トリノには絶対に勝っておきたい。頑張れミラン。 

ナポリ戦後のインタビューなど

モンテッラ

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「チームのパフォーマンスは素晴らしかったのでこれを維持していきたい。ただゴール前20メートルは改善しなければならない。」

「最後の20メートルで十分ではなかったが、我々はナポリに多くの問題を引き起こした。上位陣との最後の2試合だったナポリユベントス相手に互角に戦えていた。もちろん結果には満足していないが、我々は日々成長している。上位陣のパフォーマンスは素晴らしく、そのレベルに達するには忍耐が必要だ。」

「結果を得るにはプロセスが必要であり、私はチームが成長していると確信している。3日おきに試合があるのは難しいが言い訳にはならない。我々はなによりも結果が必要であり、その為にあらゆることに取り組まなければならない。試合後にはチームは改善しなければならない。」

「我々は試合の様々なシーンの解釈をする必要がある。我々はボリーニのような攻撃的な選手をウイングバックとして起用することで、スソをより自由にすることができる。ナポリの攻撃は脅威であり、引いて守っていてはナポリに有利な戦い方をすることになる。ナポリの攻撃を防ぐにはボールを保持する必要があった。我々はボールを保持することでナポリを疲れさせ、前方にスペースが生まれるのを待っていた。我々はスソを失い、様々な変更を余儀なくされたがボリーニは良いプレーをしていたよ。」

「新しい選手も多く、私は選択する必要がある。ナポリ戦は試合を作ることを考え、そのための選択をした。リカルド・ロドリゲスはほとんどの試合に出場しており、私はロマニョーリを選択した。2トップはすでに何回も試しており、それは試合によっては採用するだろう。ナポリ幾何学的なチーム構造を崩すことで、慣性を失わせることができる。」

「チームの目標について私は楽観的だ。シーズンの最悪な時期はすでに過ぎ去ったと感じている。我々はこれからさらに成長して、良い結果をもたらすことを確信している。そして最終的に4位以内でフィニッシュすることもね。」

 

ナポリ相手にボールを保持すること(ミランが支配率を上回る)、そしてナポリを走らせること(ナポリは平均より7kmも走っていた)は成功していたので、それがチームのゴールとして結びつかない(20メートルの改善)のが課題ということですね。ナポリは珍しくボール支配率を下回りましたが、それでも寄せ付けない強さがありました。

・食事会

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クトローネがチームをディナーに誘い、みんなにご馳走したそうです。最近の若い子は素晴らしい…。なにかキッカケになってくれればいいですね。地味にマストゥールがいます。

カラブリアと契約延長の噂

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ミランカラブリアと2022年まで契約を延長する可能性があります。スタメン選手の怪我でチャンスが回ってくるたびに自分も怪我をしちゃうカラブリアですが、契約延長となればめちゃめちゃ嬉しいです。

・怪我人の状況

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スソ→順調に回復しており、トリノ戦に間に合うようにする。

ロマニョーリ→インフルエンザ。すぐに回復するだろう。

アバーテ→筋肉の疲労。明日の試合はボリーニが出場するだろう。

カラブリア→ボールを使ったトレーニングを再開。しかし完全回復の時期はわからない。

コンティ→とても順調に回復している。遅くても3月には確実に戻っているだろう。 

セリエA第13節 ナポリ - ミラン

ここ数年勝てるイメージがまったく湧かないアウェイでのナポリ戦。ミランは4-3-3改である3-4-2-1でフォーメーションは定着してきた。今日はモントリーヴォがアンカーに入り、ロカテッリはインサイドハーフ起用。

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ナポリは前半からセオリー通り3バックの穴であるWB裏、CB横のスペースをインシーニェが使ってきます。

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前半31分、ナポリは自陣深くでジョルジーニョがボールを持つと縦のメルテンスへ入れてきます。

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本来なら中盤にマークを受け渡したいところ(実際何回かはそうしていた)ですが、ネガトラの動きが悪くムサッキオが引っ張り出されます。

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そうするとボリーニの裏に広大なスペースができてしまい、簡単に裏へと通されてしまいました。このシーンでは最後ハムシクのシュートがキーパー正面にいってしまい、ゴールを奪われることはありませんでしたが、そのあとすぐに同じ形で崩されてナポリに先制点が生まれました。

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アルビオルからメルテンスへと縦にパスが出ると、ムサッキオが引っ張り出されています。

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「これぞナポリ」というメルテンスジョルジーニョレイオフから、ムサッキオがいない広大な裏のスペースに走る3人目のインシーニェへ。

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一度はオフサイド判定になったもののVARでゴールが認められてナポリが先制点を取りました。とても素晴らしいゴールでした。

前半のミランの攻撃からこのシーンを取り上げます。ナポリに対してカウンターを仕掛けたいシーンです。

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ボナベントゥーラがドリブルで前に運びます。

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ボナベントゥーラからカリニッチへ、カリニッチからロカテッリへ落としました。

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ロカテッリは左方向へトラップ。再びボナベントゥーラへとボールを渡しました。このロカテッリが左方向へトラップした瞬間とボナベントゥーラへとパスを出した瞬間のモンテッラに注目してください。

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なぜこのようなアクションになったかというと、このカウンターのシーンは勿論のこと相手陣内に押し込んだときでも「サイドに密集→逆サイドに展開」はスソやボナベントゥーラの質的優位を活かす最大の方法です。このシーンで言えば、ボナベントゥーラ、カリニッチで左サイドに密集させている状態なのでロカテッリに求められた役割は逆サイドのスソへと展開することでした。

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スソへと展開できればより大きなスペースでスソがボールを運ぶことができ、彼がフィニッシュまでいけなくてもエリア内に入ってくるカリニッチやボナベントゥーラへと良質なクロスを上げることで左右に振られたナポリはマークしづらい状態なので得点に近づけた可能性が高いです。しかしロカテッリは再び同サイドのボナベントゥーラへとボールを出してしまったことで、結局ボナベントゥーラにはスペースがなくスローインになってしまい、カウンターの機会を逃してしまいました。この試合前半のインサイドハーフ2人(ロカテッリとケシエ)は、効果的なサイドチェンジができずにチーム全体の攻撃が停滞してしまっていました。唯一その役割をこなしていたのはこの試合良いパフォーマンスを見せていたアンカーのモントリーヴォでした。

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実際後半のミランはこのサイドチェンジを意識してできるようになり、左サイドのボナベントゥーラがフリーで仕掛ける場面を作り出すことができていました。とても残念なのは、そのボナベントゥーラがクロスの質や1対1の質を確保できずにチャンスを潰してしまっていたことです。右サイドのボリーニもクロスの質が低くチャンスを作り出すことができませんでした。

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先ほども言ったようにこの試合のモントリーヴォのパフォーマンスはポジティブなものでしたが、やはりスタミナ不足で後半15分くらいからすでに体力的に厳しそうでした。ナポリのカウンターを受けたシーン。ネガトラの動きが悪く中盤の空洞化によって、上がってくるジエリンスキをミランの中盤は捕まえられません。

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インシーニェからジエリンスキ、ジエリンスキからメルテンスへ。ジエリンスキに対応するためにボヌッチが前へつり出されたため、スペースが生まれてしまっている。

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再びジエリンスキを使われ、完全フリーになったジエリンスキのゴールでナポリが2点目を決めた。

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後半アディショナルタイムロマニョーリのゴールで1点を返したミランでしたが、そのまま試合終了。ミランは今シーズン6敗目。

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ディフェンス陣の個々のパフォーマンスは向上しつつありますし、ここから年内は強敵との試合はないので全勝するくらいの気持ちで戦ってほしいですねー。僕はミランを応援しているので。(そろそろ負け試合を記事にするのがしんどくなってきた)