セリエA第11節 ミラン - ユベントス
絶対王者ユベントスをホームに迎えた一戦。ムサッキオではなくサパタ。カラブリアが怪我のためアバーテ。昨シーズンのように面白い試合を期待していた。
ミランはキエーヴォ戦と同じシステム。ビルドアップはR・ロドリゲスを入れてロマニョーリとサパタの3人+ビリアとケシエ。前半開始から積極的なプレスでユベントスのビルドアップを混乱させていた。試合の入り方は素晴らしかった。
前半23分のユベントス先制のシーン。ディバラを見なければいけないのはビリア。絶対にこの位置でディバラをフリーにしてはいけないのだが…。
簡単にマークを外されディバラはフリーに。最後はイグアインのゴールでユベントス先制。ビリアは今日何度もディバラを自由にさせて、さらに軽率なミスが目立った。
後半18分のユベントス2点目のシーン。ビリアに代わってロカテッリが入っているが、こちらもこの位置でディバラをフリーに。ディバラがスルーしたのをイグアインに決められて2点目。結局ディバラは止められなかった。
前半は失点こそしたものの、悪くはない内容だった。ちなみに前半終了間際のカリニッチのシュートがバーに当たったシーンはブッフォンを褒めるべきだ。この試合のカリニッチのパフォーマンスは良くなかったが、同時にキエッリーニはほんとうに素晴らしかった。キエーヴォ戦のパフォーマンスはまったく評価されず、ユベントス戦でカリニッチだけが過剰に批判されてるのはあり得ない。
後半の不甲斐ない戦いはモンテッラによって何かしらの修正ができたはずだ。前半は勢いで得点に迫るシーンもあったが、後半のミランはただサパタがボールを持たされているだけのチーム(サパタ起用はディフェンス面ではポジティブな印象だったが…)で得点の匂いがまるでしなかった。非常に残念ではあるが、チームに何かしらの刺激を与える必要があるのかもしれない。