ミランのユース育成について

先日、ミランプリマヴェーラは、ローマ・プリマヴェーラに1-7というショッキングなスコアで負けました。

前経営体制はどんな意図があったのか、プリマヴェーラにレンタル移籍等で選手を入れて戦力アップを図ったのですが、そこまで特筆して結果を残したわけではありませんでした。まあ、それ自体はプリマヴェーラは結果が最優先ではないのでいいのですが。

今夏新経営陣となり、プリマヴェーラの選手たちは大量放出されました。個人的に謎なのは、トップチームで試されることなく買い取りオプション付きで放出されたチアゴ・ディアス。前経営陣が獲得した若手の中で最もトップチーム昇格が期待されていた選手なだけに、少し残念です。

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またファッソーネとミラベッリのいちばんの失態とも思える育成トップのフィリッポ・ガッリやビアンケッシの解雇。ガッリは今でもユースの試合を観戦しに来てるため、どうなっているのかよくわかりませんが、今のトップチームで活躍する生え抜きたちを見れば、これまでのガッリの功績は明らか。カリアリからベレッタを引き抜き、彼が育成組織のトップにいることは確かなのですが、果たしてガッリを首にすることにどんな意図があったのか。ビアンケッシはミランのチーフスカウトとして、ドンナルンマやロカテッリを見つけてきた人物。前経営陣とガッリのユース育成モデルが対立したのは容易に想像できますが、果たして彼らが去ったあとのミランのユース育成プログラムはどうなるのか。

 

あまり育成年代について色々と騒ぎ立てることはしませんが、新経営陣はどのようなプランがあるのでしょうか。これから少し様子を見ていきたいと思います。いくらプリマヴェーラといえども、方針があやふやで試合でも負け続けているのは多少心配。これからもトップチームにひとりでも優秀な選手を送り込める組織であってほしいと願うばかりです。