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セリエA第4節 カリアリ - ミラン

絶不調ローマ相手に今季初勝利のミランと、アタランタ相手に今季初勝利のカリアリの一戦。代表ウィーク明けもミランのスタメンは変わらず。

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ミランのビルドアップvsカリアリのプレス

ナポリ戦では全く機能せず、ローマ戦では相手の緩さから前半だけはある程度機能した、ミランの最終ラインからのビルドアップ。もちろんカリアリも前からプレスをかけてきます。

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ゴールキックでCBムサッキオへとボールが渡ると、カリアリはほぼマンツーマン気味に前に出てきます。ミランは後ろから繋ぎたいのですが、どう繋ぐかはどの監督の時代もほとんどデザインされておらず。ムサッキオは苦し紛れにケシエめがけてボールを蹴りますが、ブラダリッチに拾われて、その流れでバレッラのシュートまで持っていかれました。前半1分の出来事です。

ミランカリアリの修正合戦

システム噛み合わせ的にカリアリはブラダリッチが浮くのですが、ミランはなぜかそこに対するケアの仕方を試合前から持っていませんでした。

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ケシエがCBへとプレスをかけようとすると、ケシエのいたスペースにバレッラ。そのバレッラをビリアがケア。ブラダリッチがフリーで受けて裏へ走るペドロにフィード。チャンスをつくられました。

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それに対してミランはまずビリアをブラダリッチにケアさせようとしました。これによってブラダリッチを経由しようとすると引っかかり、ミランはボールを奪うことができました。

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それに対してカリアリはビリアがブラダリッチを捕まえにいったことで生まれたスペース(ここがいつも使われるビリア周辺のスペース)へカストロやファリアスなどが侵入。中盤を飛ばして一気にチャンスをつくりました。

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それに対してミランはビリアをブラダリッチ番から外して、ケシエとボナベントゥーラの両IHが交互にケアすることで対応。ビリアが空けたスペースへ飛び込む選手はいましたが、ビリア横のスペースをうまく使える選手がカリアリにはいなかったので、これでとりあえずおさまりました。この辺の応酬、なんとなくセリエ感ありましたね。

・クトローネ不在時の交代策

ミランはボナベントゥーラに代えてバカヨコ、チャルハノールに代えてサムカス、R・ロドリゲスに代えてラクサールを投入。最後15分間くらいはスルナのサイドに元気なドリブラーを当てて、質で上回ろうとしました。サムカスひとりではまだまだ足りないと思ったのか、ラクサールも投入して執拗にサイドを攻めたわけですが、まだまだ良いコンビネーションも感じられず。サムカスは途中出場で良いプレーしたなあ、となる試合はクトローネとイグアインの2トップで4-4-2のシステムの時のみなので、まだまだ時間はかかりそうだなあという印象です。正直、常に相手CBと駆け引きをしてくれるクトローネの欠場が本当に痛かったです。

試合はイグアインの初ゴールで同点としましたが、カリアリ相手にドロー。

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全体的に選手のコンディションも悪かったのですが、試合自体は前半20分間以外はそこまで悪くもなく。いちばんミランらしいチャルハノールのサイドチェンジからスソのクロスという攻撃をした後にカウンターで失点したのがなんとも…。ただ、後ろから繋ぐビルドアップに執拗にこだわるのはどうしてなのか。しっかりとデザインできていないので、メリットよりもデメリットの方が強く出てしまっているなあと思います。例えばケシエやバカヨコあたりをターゲットにして、プレスを回避してから陣形を整えたりというバリエーションは確実に必要になってきます。うーん、昨季は"一応"前線へ高精度のフィードを送ることのできる選手がいたのですが…。開幕からシティとチェルシーのプレスにやられまくったエメリ体制のアーセナルと同じような現象をこの3試合で見ています。ミランは修正できるのでしょうか…。ビッグクラブが揃って低調なときに、勝ち点を稼いでいきたいですね。

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次戦はヨーロッパリーグ。昨季のグループステージは相手チームのレベル的にもあまり緊張感が無かったので、ベティスオリンピアコスとの対戦は楽しみです。特にベティスはとても面白いサッカーをしていますし、乾もいるので日本人のサッカーファンとして、かなり楽しみです。