冬の補強ポイント

あけましておめでとうございます。2018年もよろしくお願いします。

夏に超大型補強を敢行したミランですが、チームとしてのパフォーマンスが悪く、個々の選手についても満足できるパフォーマンスを見せているとは言えません。ここ数年ミランが抱える様々な問題の根底には、選手の質でどうこうできないものがあり、ただ選手を入れ替えていくだけでは、当たりが出るまで待ちつづける運ありきになってしまい、チームとして向上するはずがありません。さらにクラブの事情として冬にお金がどのくらい使えるのか定かではありません。チームの軸は変えず総合的に戦力を高めていく必要があり、夏以上に的確な補強が求められます。

冬の移籍市場で目指す主な補強ポイントは2つ。

・ケシエの控え

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パフォーマンスにムラがあり、非常に評価しづらいですが、チームの中心選手としてほぼ全ての試合に出場しているのは事実で、チームに必要な選手なのも事実です。ケシエの控えとして頼れる選手がおらず、ケシエにずっと試合に出てもらわなければいけなくなっている状況なので、ケシエの控えとしても起用できる中盤の選手がまず第一の補強ポイントです。候補として名前が挙がっているのはトッテナムデンベレウディネーゼのヤンクト、同じくウディネーゼのフォファナ、フィオレンティーナのバデリあたりです。バデリはケシエの控えにはなり得ないので少しズレていますが、他はパワフルな選手が挙がっています。ヤンクトがいちばん可能性が高いでしょうか。最近はトリノのバセッリやアタランタのクリスタンテなんかも名前が出ていていますが。

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・ウイングの控え

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これはシーズン前から言われていたことですが、4-3-3を軸に戦っているチームとしてはウイングの選手が少なすぎます。ボリーニはかなり頑張ってくれていますが、さすがにスソの代わりとして安心できる選手ではありません。左ウイングも最近はクトローネが起用されたりしていますが、正直エリア内でいちばん個性を発揮できるクトローネをエリアから遠ざけるポジションに置くのはどうなのかな、と思ったりしています。

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(これはアタランタ戦のデータですが、クトローネは基本エリアから離れたポジションにいます)

なので、ウイングとして計算できる選手の獲得が必要であり、そこが第二の補強ポイントです。ここまで候補として名前が挙がっているのは、アルダ・トゥランやデウロフェウあたりですが、どうも現実感がないですね。デウロフェウの復帰はとても嬉しいですが、具体的な話はまだなにもなく、インテルナポリ、セビージャ(モンテッラが就任)なども獲得を狙うとされています。

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これから本格的に動いていくと思いますが、気をつけなければいけないのは冬に移籍してきた選手を救世主のように扱うことです。ミランのために戦いたくて移籍してきた選手を救世主のように扱ってハードルを上げまくり、勝てないとその選手が過剰に批判される、というようなことはなくさなければいけませんね。もしデウロフェウあたりが来てくれたらそうなりそうですが、昨シーズンのデウロフェウも印象は良いですが圧倒的なパフォーマンスだったかと言われるとそんなこともないので、勝手にハードルを高くしすぎないで応援したいですね。

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