新生モンテッラ・ミランの攻撃 Part.2
・攻撃の形⑦
後半が始まってから、同じように左右に散らしながらビルドアップ。スソも加わり、左サイドにこの人数。しかし糸口を見つけられない。
右サイドからもチャンスを作ろうとするが、ここでも糸口が見つからない。ボールを回すシーンが多くなる。
ロカテッリが前を向き、おりてくるクトローネへと楔のパス。ニアンに落とすが、ニアンはボールを失ってしまった。
さてどう攻めようか、という状況でニアンがファールをもらう。
R・ロドリゲスのフリーキックからクトローネにゴールが生まれた。攻撃の糸口がなかなか見つからない状況でも根気強くボールを回し続け、結果的にファールをもらってセットプレーで点を取れるのは強いチームの証だ。
・ロカテッリのプレー
ちなみにロカテッリのディフェンスから攻撃に変わったシーン。クラヨーヴァのセンターバックが持ち上がってきたのをロカテッリがスライディング。
転がったボールをコンティと共に奪い、前を向く。
サイドのスペースへとクトローネを走らせる。味方がまだ上がっていなかったからチャンスにこそならなかったが、良いプレーだった。
さらにロカテッリからコンティへ展開したシーン。前半では精度が低くミスになっていたが、ここではうまく展開できた。これからもっと成長することを考えると、ロカテッリはそこそこポジティブなプレーだったはず。
・攻撃の形⑧
ビルドアップ中、前プレにあたふたしてしまいドンナルンマへと戻したシーン。ドンナルンマはボナベントゥーラめがけてボールを蹴る。
ボナベントゥーラが頭でR・ロドリゲスへとおとす。
R・ロドリゲスからニアンへスルーパス。ニアンはそのままクロスを上げた。ドンナルンマの足もとが少しだけ良くなっており、見事な前プレ回避からの攻撃だった。
・攻撃の形⑨
スソに代えてチャルハノール、クトローネに代えてA・シウバが入ったあとのシーン。右サイドに変わったニアンがこの位置でボールを持つと、A・シウバへふわりとしたパス。
A・シウバはうまく胸で受けて、ワンタッチでディフェンダーを1人かわす。コンティ爆走中。
上がってきたコンティへ預け、中に入っていくがクロスは合わなかった。ただA・シウバのポストプレーからのチャンスメイクを見れたシーンだった。
後半は完全にスタミナ切れだったが、前半から面白いシーンをたくさん見せてくれた。ここにボヌッチ、ビリア、これから獲得するストライカーが加わることを考えるとめちゃめちゃ楽しみなチームだ。まだチームが始動してから1ヶ月ほどなのでこれから連携面を高めていけば、とても面白いチームになるであろうことは間違いない。生え抜きの選手たちも躍動しており、新生ミランは今もっとも"推したくなる"チームかもしれない。