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ファッソーネのコメント力

ライオラvsファッソーネのやり取りをみて、ファッソーネのマウントの取り方などがかなり上手く面白かったので少しだけ振り返ってみました。

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まずファッソーネはドンナルンマの決断自体については尊重します。過激化するドンナルンマに対するミラニスタの批判から、ある一定の擁護をする意図があります。

「一部の人はドンナルンマの選択に疑問を持っていますが、この選択自体は完全に合法的な選択です」

しかし、すぐにこの決断の最悪な面を強調すると共に、どれほどの裏切り行為かというのをミラニスタの感情に寄り添う形で、しかし落ち着いて論理的に語ります。

ミランはいつもドンナルンマをサポートしてきました。ドンナルンマが今の位置にいられるのはミランのおかげです。もしこの選択をするのであれば、倫理的に正しい方法でクラブを離れることができたはずです。適正価格での契約解除条項を入れた新契約にサインしてクラブを出ていくのであれば、ミランは悲しいでしょうが、経済的な不利益はないでしょうね」

そしてライオラは期限を設けられたことに対する不満と、ミラベッリの行動への批判をしてきました。ファッソーネはこの2つの主張に対しても明確な証拠を提示し、ミラベッリを守ると共にライオラに対してもマウントを取ります。

「ライオラにははじめらから、シーズンが始まる前までに返答が必要だと言ってきました。選手が契約ではなくプレーに集中するために不可欠でした。私たちの提案はハッキリしており、決断を下すまで2ヶ月の時間があったはずです。これは決断するまでには十分な時間だと思います」

「ライオラの目的が私とミラベッリの間に亀裂を作ることならば、それは間違いでしょう。私たちはファッソーネでもミラベッリでもなく、ミランというひとつのクラブとして動いています。私たちは異なる、しかし補完的なスタイルを持っており、私たちの決定はすべて一貫しています。特にドンナルンマに関しては私たちの意図はハッキリしていました」

さらにファッソーネは今のミランが財政的に安心できるものであり、チームのトッププレイヤーを売る必要がないこと、時代が変わったことを暗に強調します。これは新生ミランに対する不安をもった人たちにある安心感を与える意図があったのではないでしょうか。飼い殺しと表現されたことについての対応もしています。

「ドンナルンマは彼の残り契約年数に関係なく、かなりの価値があります。ドンナルンマは適切な金額でないと出ていきません。もし適切な金額のオファーがこなければ、彼は来年の夏自由に出ることができます。来シーズン、ドンナルンマが試合に出るかは監督の判断に委ねられますが、より良い心理状態でプレーできるGKを探す必要があります」

そしてドンナルンマに対して扉を開けていることを明るく表明しました。

「私は楽観的ではありませんが、彼が心を変えて長期的にクラブに残ることを決めたら熱狂するでしょうね。彼がU-21から戻ってきたら話す機会がたくさんあります」

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今回のファッソーネはライオラの批判的攻撃的態度とはまったく異なり、冷静にコメントしていました。そして現在ドンナルンマの件も含め、少しだけポジティブなムードが戻りつつありますね。ドンナルンマからの返答期限は7月3日としたそうです。それまでは代表もあるので、あまり外野が騒がないようにしたいですね。