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ミランってなにがやばいの?〜大型補強の裏に潜むエリオットの影〜

最悪なタイトルをシリーズ化してすいません。個人的なメモとしてまとめておきたいのですが、なんせまったく専門ではないので色々分かりづらいかもしれませんがご了承ください。

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新生ミランは現在、ファッソーネの財政面での仕事を委託するために国際的経験のあるCFO(最高財務責任者)を探しているという報道がありました。ミランにくるCFOはまず2つの重要な仕事を引き受けることになります。

1.社債の借り換え

2.香港市場上場プロジェクトの実現可能性調査

 

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李勇鴻がミランを買収した経緯についてざっくりと振り返っておきましょう。もともとミラン買収は李勇鴻を中心とした投資家グループ(以下SES)によるものでした。このSESには政府系ファンドや中国金融機関なども参画すると言われていました。しかし人民元安を避けるために政府が国外への資金移動を規制しはじめたので、なかなかうまくいかず…。政府系ファンドや中国金融機関も撤退してしまい、SESは李勇鴻だけになってしまいました。ベルルスコーニが設定したミラン売却額は7億4000万€で、李勇鴻は資金移動が出来ないとなると他所からお金を借りてくるしかないですよね。

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ここで登場するのが今回の主人公エリオットです。李勇鴻(RSIL)はエリオットから3億€を借りてミランを買収しました。しかしこれはミランの株式や収益を担保とした融資で、かなりの高利率です。そして返済期限は来年の10月までです。つまり、来年の10月までに3億5000万€程度を返済しなければ、ミランはエリオットのものとなります。そして恐らくまた売却されるでしょう。李勇鴻オーナーは最短で来年の10月までとなる可能性があるわけです。そして先日書いた記事でも説明したように今の売上高からみて、来年の10月までにこの額を返済するのはかなり厳しいと思います。

中国政府の規制がはやめに緩和されれば、もともと参画予定だった投資家たちが集まるかもしれませんが、それに頼っているような不安定なものでは困ります。そこで最初に取り上げたニュースに戻ると、ミランは新CFOにこのエリオット社債の借り換え(借金返済のための借金みたいなもの)相手を探す仕事を頼みたいわけですね。ちなみに昨日エリオットからの融資の間に入っている?とされているBlue Skyeの代表がカーザミランに来たというニュースがありました。

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ドンナルンマが契約延長を渋っている理由は、新生ミランの 財政基盤が怪しいからとされていますよね。正直それはかなりの正論です。ライオラを擁護する気はまったくありませんが、代理人として選手のためにクラブの未来について考慮するのは、代理人の仕事の範疇ですしね。何回か記事を書いてきた通り、正直新生ミランは不透明な部分が多すぎて、かなり不安ではあります。ただエリオットから融資を受けるときも、ファッソーネはビジネスプランを提示してそれを受け入れられているわけで、彼らに明確な考えがあることも事実だと思います。とりあえずは良いニュースを待つばかりですね。(ライオラおよびドンナルンマを批判したいのはファッソーネ的に言うとビジネス倫理として最低の行為という点です)

 

もはやただのミラニスタが心配する範疇を超えてる気がします…。