勝負のラツィオ戦を迎えるミラン
・完敗
ミランとしてはとても大事になってくる2連戦の1試合目、先週のユベントス戦は結果としては完敗でした。
ここ最近のユベントス戦はいつも良い試合をしながら負ける、というのが定番になっていましたが、この試合もいつもと同じ展開でした。ここ数試合低調なパフォーマンスを続けていたユベントス相手に先制した前半までは狙い通りでした。ユベントスは前半を0-0で折り返すことしか考えていなかったのですが、そこで点が取れたのはユベントスのプランを崩すという意味では良かった。
最初から前半0-0のまま終わらせる気満々だったユベントス相手に先制したのは良かったけど、後半以降の展開が予想通りすぎてもうなんというか
— k (@calciostyleoe) 2019年4月6日
交代で入ってきたピャニッチのインターセプトから交代で入ってきたキーンに決められる
— k (@calciostyleoe) 2019年4月6日
後半の試合内容に対する批判などが話題にならないほどにピッチ内外の別のことで盛り上がっていますが、相変わらず試合内容が最低なのは変わらず。ただ言ってしまえばユベントスの敗北は計算済み。問題は次の試合です。
・勝負のラツィオ戦
予想スタメンはこのようになっていますが、正直まだどうなるかわからない状態。前節もライバルチームたちが次々と勝ち点を落としていったので、まだ4位をキープ。なんとも残念な4位争いですが、ミランとしてはチャンスでしかなく。今季、この4位争いで、この戦力で、4位以内に入ることができなかったら、もう無理なのではと諦めてしまいそうになるので、この勝負のラツィオ戦は必勝です。
ちなみにですが、モンテッラがフィオレンティーナに復帰しました。かつて彼が指揮していたヴィオラのサッカーに惚れて、当時は毎試合追っていました。それからサンプドリアに行ってからミランに来たときは、ここ数年でいちばん嬉しかったです。様々な要因があって失敗してしまったわけですが、その後のセビージャも毎試合追い続けました。また楽しいサッカーを見せてくれるかもしれない、という期待を抱きながら。残念ながらミランですっかり自信を失ってしまった感のあるモンテッラですが、今でもやはり期待してしまいます。今のフィオレンティーナにはいい若手(個人的にはモンティエルくんが大好きです)がたくさんいますし、ぜひ良いチームを作ってもらいたい。今季終盤のミランとフィオレンティーナの試合が楽しみです。
#MONTELLA È IL NUOVO ALLENATORE‼️
— ACF Fiorentina (@acffiorentina) 2019年4月10日
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ミラン、ライバルチームの不調に助けられる
・1分け2敗
本来であれば勝ち点を稼いでおかないといけないミラノダービー含めた直近3試合で、1分け2敗。
内容自体は連勝してた時から良くないものの、それでもなんとか勝っていたチームが、内容通りの勝てないチームへ。この時期になっても見つけられないシステムの最適解、そして怪我人の続出。
次節、絶対王者ユベントス。次々節、4位争いのライバルであるラツィオ。ミランにとって正念場ともいえる厳しい戦いが続きます。
・4位はキープしているが…
これほど勝ち点を落としていても4位をキープできているのは、ライバルチームの不調が一因です。ローマとラツィオが例年よりも勝ち点が稼げず、アタランタやサンプドリアなどと同じくらいの勝ち点をキープ。上を見てもナポリやインテルも本来の調子とまでは言えず、ユベントス以外のビッグクラブにとってはなんとも評価しづらいシーズンに。ユベントス一強、まだまだ終わりそうになく。
ミランとともに勝ち点を落としていくローマやラツィオのおかげで4位をキープできていますが、現時点で数字上うちが優位な立場というだけ。ローマやラツィオの不調は4位以下を大混戦にしており、ミランもまだまだ4位をキープどころか、6位以下への転落も数字上あり得る状況。勝ち点で並んでいる5位〜8位チームとの勝ち点差わずかに4。さすがにないとは思いますが、近年のミランを見てきた我々にとっては不安でしかなく。
・とにかくここからの連戦
昨季の4位インテルの勝ち点は72。同勝ち点でラツィオが5位。今季はどのくらい勝ち点を積み上げれば4位になれるか。
ドンナルンマ、パケタ、ケシエ等が負傷している中でのユベントス、ラツィオ戦。ここで勝ち点を積み上げられれば4位争いは有利な立場に。もし連敗などでもしたら、4位争いは不利な立場に。
ミランがいるべき場所へ戻るための、大事な大事な試合になりそうです。
対ウディネーゼ戦
ミッドウィーク開催の為か、ある程度のターンオーバー。それとやはり報道通り4-3-1-2を採用してピョンテクとクトローネの2トップにパケタがトップ下で入った。さすがにそろそろ勝たないと。
前からそうって言えばそうだけど、ガットゥーゾになってからは特にメディア含めミランまわりが安易なシステム論というか、初期配置論に終始しててなんだかなーという気持ち
— k (@calciostyleoe) 2019年4月2日
システム論というか、表記上の並びだけで議論されていく感じというか。そもそもガットゥーゾが不調になったときに初期配置を変えるくらいしかできないのも問題なわけだけど
— k (@calciostyleoe) 2019年4月2日
チーム構造的に問題があるのに、表記上の選手の並びを変えることが全てを解決する鍵みたいな議論のされ方をしてるのが前時代的でうーんという感じ
— k (@calciostyleoe) 2019年4月2日
前半10分でドンナルンマが負傷。前の試合から負の連鎖。
前半は意外にも器用なクトローネとピョンテク、そしてパケタがいい動きをしていた。チームとして何かあるわけではないから、個の動きがいいことだけが救いの前半。特にパケタは気合が入っていた。ただし、パケタも怪我。
そんな中、4-3-1-2というシステムっぽい攻撃でピョンテクがゴール。ミランが先制点を取った。
それでも後半、なにも修正できない、意図がわからない交代策を見せつけられ同点にされ、試合終了。
怪我のアクシデントがありつつも、やっぱり表記上の配置を変えることしかできないガットゥーゾによる、選手頼りの4-3-1-2が見られた。内容を諦めている以上、結果を出してもらわなければ。次はユベントス、ラツィオ。もうさすがにうんざりだ。4位以内は絶対条件で、さっさとシーズン終わってくれ。
内容無いまま連勝して、ビッグクラブ相手に普通に負けたあとはそのまま内容通りの勝ち星無し
— k (@calciostyleoe) 2019年4月2日
ガットゥーゾが中国買収前の戦力でミランを率いていたら38試合勝てなかった気すらしてくる
— k (@calciostyleoe) 2019年4月2日
選手をシステム通りに並べて「さあ行け!ミランのユニフォーム着てんだろ!」で勝てるかいな
— k (@calciostyleoe) 2019年4月2日
腹立ったら蒸し返すタイプだからELグループステージで敗退したの思い出してまた腹立ってきた
— k (@calciostyleoe) 2019年4月2日
対サンプドリア戦
ミランは代表ウィーク明けのコンディション問題も加味して、パケタやケシエがベンチスタート。中盤はビリア、バカヨコ、チャルハノールの組み合わせ。この試合でダービー敗戦を払拭しておかないと、という試合。
🔴⚫️ @SamuCastillejo and Lucas Biglia to start
— AC Milan (@acmilan) 2019年3月30日
Sono Castillejo e Biglia le novità di Mister Gattuso per #SampdoriaMilan 🔴⚫️@BioscalinITA pic.twitter.com/254mQPxzth
しかし前半開始1分もしないうちから、ドンナルンマのミスで失点。ただ、あまりドンナルンマを責める気にはなれない。
Donnarumma… 🙆♂️🤦♂️🤷♂️ pic.twitter.com/fh6sEplGlW
— Calciopédia (@calciopediagoal) 2019年3月30日
攻撃面では、普段中盤は固定メンバーなので、ポジション的にも新鮮な組み合わせであることも影響してなのか、いつも以上にビルドアップがヘタクソ。サンプドリアがそこまでラインを下げずに前から奪いにきている為、久しぶりにピョンテクにライン裏のスペースが出来ているが、そこまで運ぶことすら出来ない。結局ピョンテクは、この日もいつもと同じようにチーム構造の被害者に。
The ダービー敗戦後の試合って感じ
— k (@calciostyleoe) 2019年3月30日
中盤がいつもの固定メンバーじゃないのもあるのか普段よりミスが多いけど、完成度的にはこんなもん
— k (@calciostyleoe) 2019年3月30日
後半からはあまりにも酷すぎたR・ロドリゲスに代えてコンティ。カラブリアを左に。ラクサールがカラブリアよりも序列が低いというよりも、コンティを使いたかったのだと思う。
46' The second half is underway with the first change of the game for the Rossoneri / La ripresa inizia con un cambio per i rossoneri#SampdoriaMilan 1-0 pic.twitter.com/NIsaM7pqkF
— AC Milan (@acmilan) 2019年3月30日
さらに後半20分くらいにスソに代えてクトローネ。この日のスソが特別良かったわけでもないが、スソのクロスからしかゴーム前にボールを送れていなかったのに(加えてサムカスは守備以外なにも貢献できていなかったのに)スソを下げたガットゥーゾ。クトローネ投入自体が悪手ではないものの、負けている時はとりあえずFWの枚数増やしておけ感がどうも…。
64' Second substitution of the game / Secondo cambio per i rossoneri#SampdoriaMilan 1-0 pic.twitter.com/eIb4HI4Q8r
— AC Milan (@acmilan) 2019年3月30日
後半途中からパケタ投入で3-4-1-2のような形に変えたミラン。最初から3バックが頭にあったのであれば、ここまでの交代策も少しだけ理解はできる。まあ、理解ができるだけなのだが。
71' Coach Gattuso makes his third and last substitution / Terzo e ultimo cambio per Mister Gattuso#SampdoriaMilan 1-0 pic.twitter.com/BFpanR6L27
— AC Milan (@acmilan) 2019年3月30日
結局1点も奪えないまま敗戦。ダービー敗戦と代表ウィークを思いっきり引きずったまま、あっさりと負けてしまった。明日はウディネーゼ戦だが、3-4-1-2を試すみたいな話があるらしい。そもそもこの時期に、この順位で、またコロコロとシステムを変えてるようなチームではダメなのでは…と思ってしまう。ライバルチームが軒並み調子悪いので、とにかく4位以内でフィニッシュ。そして来季のことはCL出場権を確保してから考えていこう。監督人事含め。
リバプール・レジェンド対ミラン・グロリエ
代表ウィーク中なのでクラブの公式戦は一時中断となっていますが、リバプールとミランのOB達によるフレンドリーマッチが開催されました。
ミランのメンバーはアンチェロッティ時代の黄金期メンバーを中心に選出。カカやインザーギ、アンブロジーニのプレーを見ることができて楽しかったのですが、なにより個人的に嬉しかったのはピルロの出場。ミランを離れてユベントスに行ってからはなにかとユベントスの人間っぽくなっていたのが少し悲しかったのですが、ミランのユニフォームを着て、そしてフリーキックまで決めてくれました。
もちろん皆現役を引退しているおじさん達なので、プレーのクオリティはまったく求めていません。それでも「あ、このボールの受け方、カカだなあ」と思ったりしながら、かなり楽しめました。ガットゥーゾが退場でもするサプライズがあっても良かったと思いますが…笑
いま、ミランでプレーしてる選手たちの中からも、この試合で選出されるようなレジェンド級が出てきてくれれば嬉しい。そのような選手が出てきてくれれば、チームとしても元のレベルまで戻ってこれるのでは。余計な騒動は起こさず、とりあえず今季は4位以内フィニッシュへ向けて頑張ってほしいです。
見逃してしまったという方はぜひ。
ミラン、今季のダービーはシーズンダブルをくらう
お久しぶりです。ちょっとメディアやサポーターの喧騒に嫌気がさして、しばらく読書集中期間として休んでいました。
ミランの分析記事も久しぶりの更新です。よかったら。
さて、年明けからミランは絶好調。ピョンテクとパケタの加入が、見事にピースがハマったという印象で、リーグ戦でもコッパイタリアでも負けない試合が続きました。正直、イグアインが去ってピョンテクがきたときは大きな声で喜んでいましたが、まさかこんなにすぐに結果を出してくれるとは。すでに大好きな選手です。
もちろんパケタも、ボナベントゥーラ不在によって失われていた中盤の飛び出し、ライン間でのプレーを見事にこなしてくれていて、とても満足していますし、将来が楽しみにもなってきています。
ジェノア戦観た。めちゃめちゃ酷かったけど、勝てて良かった。内容改善はもう期待してないから勝てれば満足マインドで残りのシーズンを過ごそう。
— k (@calciostyleoe) 2019年1月22日
シーズン中に、すでに内容改善は諦めた身ですので、ダービーで負けたとはいえ(めちゃめちゃ落ち込んでいますが)、4位以内をキープしていることにはとても喜んでいます。というか、かなり浮かれています。今季こそ、今季こそは絶対にチャンピオンズリーグへの切符を手にしたい。今季は4位以内なら満足、ついでにコッパのタイトルがあれば大満足、といった感じです。本当に、今季こそは頼みます。
さて、内容改善を諦めたとはいえ、もちろん不満がないわけではないですが、好調の空気に水を差すようなことはとりあえず控えて、4位以内フィニッシュに向けて応援していきます。残りのシーズンもよろしくお願いします。
ミラン、スーペルコッパでユベントスに敗戦
・スタメン
・試合前
まあ格上相手に4-3-3でやるならイグアインよりもクトローネの方が期待できるし、一発で勝負決めて優勝しちゃおう
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
タイトル常連チームならスーペルコッパにそこまで価値を見出せないかもしれないけど、ミランは今タイトルとは無縁のチームになっているし、二年前の優勝は泣くほど嬉しかったから、今日も泣きたいな、泣かせてくれよ
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
本気で優勝したい
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
勝つぞー
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
・前半
マテュイディとベンタンクールがサイドバックと組んでしっかりと守備で貢献してるから、ボヌッチとキエッリーニでしっかりとクトローネを見ることができるし、ユベントスの守備が安定しすぎてる感すごい
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
ユベントスはみんな潰しどころがわかってるなあ
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
ボール保持時のユベントスのIHの動きの違いが面白い
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
マンジュキッチがいなくてよかったと強く感じた前半でした、悪くないよ
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
実にイタリアらしい良い試合だ!
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
・後半
後半から急にオープンになって笑う
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
さっそく試合を締めにくるアッレグリ
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
クトローネを下げてコンティ投入、カラブリアを一列前へ
わからんでもないけどクトローネかい
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
カラブリア、前やったIHとしての仕事も兼ねて前にしたのか
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
ロマニョーリに魂を感じた
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
負けた
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
クトローネだとDFと駆け引きして相手のラインを下げてくれるから、バイタルエリアにパケタやチャルハノールが入っていけたのがいちばん良かった。イグアインだとそのスペースをイグアインが埋めてしまう。
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
とりあえずガットゥーゾには残り半年間でパケタにイタリア流の守備意識と戦術理解度を高めてもらいたい、頼む
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
ユベントス戦ってわりといつも良い試合するけど勝てないのよね
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
スソ戻ってきて4-3-3のままクトローネをスタメンに固定、パケタももっとパフォーマンス向上してくれば、また誤魔化しながら勝てるようになれないかな
— k (@calciostyleoe) 2019年1月16日
試合内容自体はそんなに悪くありませんでした。前半は選手たちは高い集中力で最後のところをやらせませんでした。後半はオープンな展開になり、チャンスも作り出せていました。71分にサムカス→イグアイン、パケタ→ボリーニを投入して4-4-2へと布陣を変えて攻撃に出た2分後にケシエが退場となってはプランは大幅に崩れ。最後の交代カードがクトローネ→コンティになったのも、ボリーニを投入してしまっているからある程度仕方ないとはいえ、クトローネを下げたことで得点への期待は一気に落ち。結局また負けてしまいました。4-3-3のFWとしてイグアインよりもクトローネの方がパフォーマンスが良かったため(イグアインはもう出て行きそうなのも考慮して)次節からはクトローネをスタメンで使いたい。ここからジェノア戦を挟んでナポリ、ナポリ、ローマと厳しい戦いが待っています。なんとか耐えてほしいのですが…。