試合後インタビュー

ガットゥーゾ

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「2ヶ月半ぶりにアーセナルに負けたチームが精神的にどういう反応を示すか不安だったが、心配はいらなかったね。ジェノアはとても良いチームだったが、恐れずボールを回し続けることができた。とても難しい試合だったが、俺たちは質と精神で上回った。」

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「散歩をするためにロンドンに行くわけではない。ミランの輝かしいユニフォームに誇りを持ってプレーするために行く。先日のアーセナル戦について様々な分析があるらしいが、単純に俺たちは間違いを犯した。前半はあまりにも多くのスペースを与えてしまい、アーセナルのような相手にそれは致命傷だった。ただ、これらのことを選手たちは理解している。ただ前に進むのみだ。」

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「リーグテーブルを見ると、勝ち点差を埋めることができた。リーグ戦は残り11試合で、ホームゲームが7試合も残っている。これは大きなアドバンテージになる。何人かの選手のコンディションを戻すことが重要で、その意味でもアンドレ・シウヴァがセリエA初ゴールを挙げたのは嬉しい。彼は若く、イタリアに慣れなければいけない。このまま続けて、自分自身を信じて、時間をかけて成長していかなければいけない。」

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「カリニッチはゴールこそ逃しているが、素晴らしいテクニックを持った強い選手だ。ただボールを持ったときのプレーは改善する必要がある。彼は簡単にボールを離してしまうところがあるからね。ストライカーはどうしてもゴールを決めないと色々言われてしまうし、それ以外のプレーはあまり気にしてもらえない。カリニッチのプレーにチームは助けられているし、感謝している。」

ボリーニはどこでもプレーできる。彼ならゴールキーパーだってできるんじゃないか?」

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「俺は4-4-2を試してみたかったし、良いタイミングで試すことができた。俺たちにとって初めてのことではないし、チームがすべての試合で勝ちにいくためにはより多くのオプションを用意してアタッカーを活用しなければいけない。」

「監督と選手ではまったく仕事が異なる。この仕事にリスペクトを持って続けていきたいね。」

 

アンドレ・シウヴァ

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「決勝点を挙げることができて本当に嬉しい。チームにとって良いゴールを決めることができて満足しているよ。」

「監督は僕に信頼していると言ってくれた。僕は監督の言うことに耳を傾けて、やるべきことをやらないといけないね。僕はゴールを決めなければいけなかったし、それがようやく達成できて嬉しいよ。」

 

・ビリア

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アーセナルとの1stレグは負けてしまったけど、多くのチームがポイントを失っていたところで勝ててよかったね。今僕たちは順位表を見ていないよ。僕はボヌッチロマニョーリと正しい距離感を保ち、ケシエとボナベントゥーラにスペースを与えることを考えてプレーしていたよ。アンドレ・シウヴァは練習も必死に取り組んでいるし、ゴールが決まって嬉しいね。カリニッチもすぐに決まるよ。」

 

セリエA第28節 ジェノア - ミラン

アーセナルに負けたことで無敗記録が途切れたミラン。立て直すためにも、また上位チームが躓いたため、勝ちが欲しかった試合。クトローネとカラブリアがお休みで代わりにカリニッチとボリーニ

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後半ラストプレーでスソのクロスにアンドレ・シウヴァが合わせてゴール。そのまま試合終了。

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劇的な勝利でした。アンドレ・シウヴァはセリエA初ゴール。興奮しすぎてテレビ画面ぶっ叩いてしまいました。

ただ、今日はジェノアが5枚で守っていたので効果的なサイドチェンジができず、逆に無理にサイドを変えようとしてボールを奪われるシーンも目立ちました。サイドチェンジが出来なくなると、カウンターくらいしかチャンスを作り出せず、そのチャンスも前半はカリニッチとチャルハノールが決めきれませんでした。

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サイドチェンジができず攻撃が手詰まりになるとスソからのクロスしか選択肢が無くなることがよくあるのですが、カリニッチが出場している場合、このクロスも効果的に使えなくなってしまうシーンが多くなります。クトローネはクロスに対してエリア内の動き出しでゴールを決めたり囮になることができるのですが、カリニッチはエリアの外で受けたがる選手です。ヴィオラ時代はウイングのベルナルデスキやイリチッチといったわりとダイナミックな選手と組んで、ワンツーで彼らを活かすようなプレーをしていました。しかしスソはそういうタイプではないので、選手の組み合わせ的にあまりフィットできておらず、ガットゥーゾもまだ活かし方を見つけられていないのが現状です。うまくいかない状態が続いて、またサポーターからも口撃されているのでメンタル的にもキツそうですね。

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そして後半カリニッチを下げてクトローネ、そしてチャルハノールを下げてアンドレ・シウヴァを投入したわけですが、アンドレ・シウヴァも相変わらずどう活かしたらいいかわからない状態で、というよりどうプレーしたいのかが伝わってこないのでこちらもわりと厳しい状況には変わりありません。セリエA初ゴール、しかも劇的な決勝点というのがメンタル的にもいい方向に進んでいけばいいのですが。

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徐々に対戦相手が対策をしてきているので、スソ依存のチームに戻ってしまう可能性があります。しかも後半最初の15分くらいはスソが最終ラインまで戻れない+サイドバックボリーニだったこともあってジェノアミランの右サイドに人数をかけてきて危ないシーンが何度もありました。ここから残りのシーズンをもう一踏ん張りするためには、なにかもう1段階チームとしてレベルアップする必要がありそうです。

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妙な不安感が残ってしまったので長々と書いてしまいましたが、アンドレ・シウヴァは本当に素晴らしいゴールでしたし、この勝利もとても大きいです。そしてロマニョーリはもちろんのこと、ビリアも素晴らしいプレーでした。ビリアは今でもたまにある致命的なミスが変に目立ってしまいますが、ボール奪取とポゼッションを安定させるための動きでチームにとても貢献しています。ボナベントゥーラのコンディションが落ちてきたのは気になりますが、夢の4位以内を目指して、そしてアーセナルとの2ndレグの逆転を目指してミランには頑張ってもらいたいです。

 

 

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アーセナル戦まであと少し

・予想スタメン

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ガットゥーゾ 

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「アストーリは素晴らしい人間だった。彼はすべての若い選手にとって模範となる男だった。俺たちは決して彼のことを忘れたりはしない。」

「今のアーセナルはポジティブな状況ではないが、素晴らしい選手がいて、UELで18ゴールを決めている。彼らに最大の敬意を払い、俺たちは最高のパフォーマンスを披露する必要がある。」

「俺はアーセナルを徹底的に分析して準備を進めている。彼らにはボールを保持する技術があるからディフェンス時は走り勝ち、こちらがボールを保持する時はアーセナルを走らせる必要がある。」

「俺たちは決して負けるわけにはいかないが、落ち着く必要がある。サン・シーロにくる70000人のサポーターを恐れず、彼らのためにも技術面、あるいはフィジカル面で俺たちの力を見せつけよう。」

「イタリアのクラブはヨーロッパでうまくやっている。しかし今ではトッププレイヤーはプレミアリーグにいく傾向がある。10年前は逆だったのだが…。」

「俺たちは精神面、技術面、戦術面で改善している。アーセナルは難しい状況だが、経験面では圧倒的に上回っているし、俺たちよりも強いチームだ。このチームを倒して更なる自信にしたい。」

・ボナベントゥーラ

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「アストーリはいつもポジティブで笑顔を忘れない奴だった。俺たちは彼のことが恋しくなるだろうね。」

アーセナル戦は間違いなく難しい、そして素晴らしい試合になるだろうね。前回のラウンドで勝ったことでこの機会を得たように、今回も次のラウンドに進みたいね。」

「完売したサン・シーロでプレーできるのはめちゃめちゃ興奮するね。アーセナルのような強いチームと対戦することで、みんな注目してくれる。」

「俺は今のポジションが好きだ。俺はガットゥーゾの4-3-3でプレーするのが好きだし、オフェンスとディフェンス、どちらにも貢献できて非常に満足している。」

 

 

本当に楽しみな試合が数時間後に迫ってきました。ようやくヨーロッパの舞台に戻ってきた実感が湧きます。ガットゥーゾも言ってるようにアーセナルは絶不調ですが、経験面では圧倒的に上回っています。油断せず、必ず勝ち、復活していくミランの姿をヨーロッパ中に見せつけたいですね!

 

 

ミランはアーセナルと対戦

ELラウンド16抽選会の結果、ミランアーセナルと対戦することが決まりました。

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ロシア勢だけは避けたかったし、なによりCLに戻ってきたみたいでかなり燃えるので楽しみでしかない。アーセナルに圧勝して絶対に突破してやります。

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(今シーズンのアーセナル、序盤だけで10月くらいからほとんど試合見てないけどどうなんですか…)(この間のノース・ロンドンダービーはあまり良くなかった気が)

 

今後の予定

セリエA    ローマ

コッパ・イタリア    ラツィオ

セリエA    インテル

ヨーロッパリーグ    アーセナル

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ルドゴレツ戦2ndレグの雑感

アウェイで3-0の勝利を収めたこともあって、ホームでの2ndレグはターンオーバー。注目はまったくフィットしないアンドレ・シウヴァとクトローネの左ウイング、ロカテッリの久しぶりのアンカー起用等々。特にまとまってないけど、独り言みたいなつもりで雑感程度は残しておきたい。

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アンドレ・シウヴァ

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ときおりテクニックは見せるが全体的に動きが悪すぎるといういつも通りの試合。どこでボールを貰いたいのかわからない場面が多い。ボリーニのゴールのシーン、あそこはアンドレが飛び込んでいて欲しかった。あんなにミラニスタに好かれていたのに最近あまり良くない声もチラホラ。サンプドリア戦は途中出場でわりと良かったし、ポテンシャルはあるはずだからなにがなんでもミランでブレイクしてほしい。

・クトローネ

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前がかりなルドゴレツのおかげで常にフリーでボールを貰えていたため、スピードを活かしてサイドを駆け上がりボリーニのゴールをアシスト。今後の練習と使い方によっては機能するようになるかもしれないけど、正直トップで見たい。トップとしても相手を背負うことができてないから成長を待つのみ。逆にポストプレーできるようになれば、そのうちベロッティ超えそうな勢い。まあベロッティ今季めっちゃ不調なんだけど。

・ロカテッリ

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ロカテッリ大好きマンだから、カラブリア、クトローネ、ドンナルンマらに続いてブレイクしてほしいけど、今日も全然よくなかった。フリーでボールを受けて前を向けている状態に限りたまに良いプレーをするけど、基本的にまわりの状況を認識できていなさすぎる。あと若さゆえの無謀な飛び出しとスライディングは、アンカーというポジションの選手にとっては致命傷。クトローネがトップで出場してると、たまにピルロインザーギみたいな関係になったりするし、ガットゥーゾのもとでなにかキッカケさえつかめればいいのだけど…。

・その他

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ボリーニめっちゃ活躍してるやん。

・怪我明けリハビリのカリニッチが良いプレーした。

アバーテのキャプテンマーク、めちゃめちゃしっくりくる。

ボヌッチが出場すれば中盤はボヌッチのためにスペースメイクする。

ボヌッチのイエローが後々響きそうで怖い。

・最近ケシエのラストパスの精度が悪くない。以上。

 

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プーマと正式に契約しましたね。どんなユニフォームになるでしょうか。

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超絶バチボコどうでもいい個人的な話だけど、この前影山ちゃんと握手した時にミランの話をしたんだけど、そのあとユニフォーム着てる画像見て「おぉ…」ってなりました。(どうしても言いたかった)

 

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最近忙しくて記事書けませんでした。今はチームの雰囲気が良いから、このまま走り続けてシーズンを終えたいなあ。またここから過密日程はじまるので頑張ろう。

 

ガットゥーゾの戦術的勝利

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リーグ前半戦、モンテッラミランサンプドリアに完敗した。ガットゥーゾが監督に就任して、最初こそ躓いたものの、年明けから好調無敗状態が続いている。正直ガットゥーゾ就任に関して、セードルフインザーギの失敗、ガットゥーゾの監督キャリアなどを考えると、モンテッラに期待していた分ショック状態だった自分は懐疑的な見方をしていた。というより失敗がとんでもなく怖かった。またミランのレジェンドがミランから離れていってしまうのではないかと。しかし、そんな不安を吹き飛ばすほどガットゥーゾは驚くほど柔軟に戦略を立てることのできる人物であり、もちろんわかってはいたがあり得ないほどの情熱ももった監督だった。順位上のライバルであるサンプドリア相手に戦術的に完勝した見事な試合を振り返る。

・基本戦術とサンプドリア対策

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ガットゥーゾミランはとてもシンプルに攻めるチームで、それも非常に洗練されたものだ。

①後方からのビルドアップで、まずはCB→SBへと繋ぐ

②SBは余裕がある場合、縦のウイング、もしくは斜めのインサイドハーフへとパスを入れる。余裕がなければもう一度CBへと戻すかアンカーへ戻してやり直す。

③ウイングやインサイドハーフへと渡ったら、プレス回避の為にまずサイドチェンジを試みる。

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④サイドチェンジに成功したら、ボールを受けたウイングに時間とスペースを与える為にSBが追い越していく。サイドチェンジを受けたウイングはSBを使うか、自分でクロスを上げるか、シュートをうつかの選択肢の中から最適な方法を選択する。

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これが基本的なパターンで、スソとチャルハノールというテクニックのあるウイングに時間とスペースを与え、頭で合わせるのが得意なボナベントゥーラは左サイドの崩しに参加しつつ、逆サイドからのクロスに反応する。すごくシンプルだが、それぞれ選手の個性を活かすことができる。

ここ数試合で驚かされたのは、しっかりと対策をたてた守備戦術だ。サンプドリア戦でも確実に機能していた。

サンプドリアのジャンパオロは徹底的に4-3-1-2にこだわる監督で、中盤の底にいるトレイラから攻撃は組み立てられる。サンプドリアのCBがボールを持つと、ミランインサイドハーフがプレスをかけ、クトローネは下がってトレイラをケアする。

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SBにボールが渡るとビリアがサンプドリアインサイドハーフをケアしつつ、ウイングとインサイドハーフ(ボナベントゥーラとチャルハノール)でプレスを強める。クトローネは依然としてトレイラをケアする。

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ジャンパオロは4-3-1-2の中央攻撃にこだわっているからボールの出しどころがない。トレイラにはマークを変えることなくクトローネが常に付いているから、サンプドリアは攻撃を組み立てられない。もしクトローネがCBにプレスをかけ続け、インサイドハーフが常にトレイラをケアすることになれば陣形に乱れがおきやすくなる。このプレスの方法では、ガットゥーゾが監督になって変わったことのひとつである運動量が活きてくる。

さらに面白かったのは、ジャンパオロの徹底的な中央攻め対策としてサンプドリアの2トップをSBがマークするという方法だった。

R・ロドリゲスがボール奪取したシーンだが、SBが2トップをマークして、その後ろでCBがカバーする、厚みのあるディフェンスだ。

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SBが2トップを見ているから、R・ロドリゲスがこんな位置にいることも。

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モントリーヴォとクトローネの呼吸が合わず、フェラーリからガストン・ラミレスへの楔が出される。

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が、今季安定感抜群なロマニョーリが簡単にインターセプト。危ないシーンはCBが勢いよく飛び出してケアする。

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何度も言うがジャンパオロはとことん4-3-1-2の中央攻めにこだわり、完璧に対策されたミランに対してもその姿勢を変えなかった。この試合、特に前半のサンプドリアはほとんどチャンスがなかった。

そして得点シーンはビリアがボール奪取してチャルハノールへと預けたところからはじまる。やることは明確になっているからチャルハノールは迷わずスーパーエゲツない左足でのサイドチェンジ。

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サイドチェンジが成功するとカラブリアはスソを追い越し、チャルハノール、ボナベントゥーラはエリア内へ。クトローネとチャルハノールの動きによってサンプドリアのDFはひきつけられ、ボナベントゥーラはフリーになれる。

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カラブリアからスーパーエゲツない高精度クロスが上がり、フリーのボナベントゥーラが合わせてゴールが決まった。ガットゥーゾミランに落とし込んだ、とても合理的な攻め方によって生まれたゴールだった。

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・まとめ

モンテッラ期のミランをピッチ内の現象のみで語るのはナンセンスだ。今季のミランは特殊な夏の過ごし方をしており、そのことを踏まえて語るには多くの文脈が必要になることは明らかだ。しかしモンテッラはチームマネジメントに失敗し、チームが混乱状態になったことも明らかだ。そんなミランを驚くほどシンプルに、とても合理的に、そして情熱を与え、立て直したガットゥーゾ監督の手腕は見事だ。上位陣の不調もありCL権獲得に望みも出てきて、ベスト16に進んだELも含めて、残りのシーズンが楽しみになってきた。とは言っても、まだまだ攻撃のパターンが少ないミランが今後対策される可能性もあり、浮わついたり気をぬくことはできない…。